ロデオチャームの買取傾向について

ロデオチャームはエルメスのバッグチャームとして古くから定番品として人気があります。

馬具用品メーカーとして創業したエルメスにとって所縁の深いホースモチーフで、定番と呼ぶに相応しいデザインであることが人気の理由です。

バーキンやケリー、ボリードといった高額なバッグにも合わせることができ、カラーバリエーションや種類が豊富という特徴があります。

ロデオといっても大きさや色などによっても人気が異なり、それぞれで買取価格が変わる傾向にあります。

色によって金額が変わる

エルメス製品のバッグや財布は同じモデルでも色によって人気が異なり買取相場も変わってきます。

人気の傾向は主に以下となっています。

• 使いやすいシンプルなカラーであること
• 珍しいレアなカラーであること

主にこのどちらかが人気の高いロデオチャームといえます。

単色とトリコロールカラーはどちらが人気

ロデオチャームは大きく分けると単色のモデルと、トリコロールカラー（三色使い）のモデルで展開されています。

どちらかというとトリコロールカラーの方が流通数は多いですが、現状のトレンドだと単色のモデルの方がやや高値が付きやすい傾向にあります。

ただし生産数による希少性の要因が大きいかと思われますので、どちらかが際立って人気ということはありません。

サイズによって人気は大きく変わらない

ロデオのサイズ展開は以下の三種類です。

• ロデオPM（W:9cm・H:7.5cm）
• ロデオMM（W:12cm・H:10cm）
• ロデオGM（W:14cm・H:13cm）

正直サイズによって買取相場が大きく変わるということはありません、

ロデオPMがもっとも生産数が多く、大きくなるにつれて流通数も減っていく傾向にあり、GMサイズなどはなかなか希少ではありますが、チャームとしてやや大きすぎるため人気は低めです。

定価も大きい方が高くなることもあり、もっとも高値が付くのは「ロデオMM」となっています。

希少な素材のロデオチャームはより高値

ロデオチャームは多くが「アニューメロ」という仔羊革の素材を用いて展開されています。

バッグや財布ではあまり用いられない素材で、ロデオやバッグチャームなど小物類に用いられることが多い柔らかめの素材です。

長い間ロデオチャームはアニューメロ素材でのみ展開されていましたが、近年「ロデオタッチ」といって鞍の部分にエキゾチックレザーを用いたモデルが登場しました。

現在確認されているモデルは一部に「アリゲーター」「リザード」素材を使用した、よりラグジュアリーなロデオです。

これらに関しては、定価もやや高く設定されていることや、流通数が少なく希少であることから、通常のアニューメロ素材のモデルよりも高くお買取することが可能です。

定価以上で買取は可能か

ロデオチャームの現在の定価は以下となっています。

結論から言うと、定価以上でお買取できるモデルはほぼありません。

現状の相場ですと、単色でブラックカラーの「ロデオソーブラック」など一部のモデルのみ、相場によってはギリギリ定価と同額程度でのお買取が可能となっています。

ロデオチャームの買取相場を徹底解説

ここではファーストクラスの実際の買取事例を交えて、ロデオチャームの具体的な買取価格について解説しています。

ロデオの場合、バッグチャームということでそこまで状態ランクの低いお品物の査定のご依頼は少なく、おおよそAランク以上とご評価できる場合が多いです。

ただし新品と中古Aランクでは10,000円〜15,000円程度金額が変わってくる傾向にあります。

ロデオチャームの買取事例

通常のロデオチャームに関しては、だいたい5万円前後でお買取となるケースが多いです。

• 新品買取目安：40,000円-50,000円前後
• 中古Aランク品買取目安：30,000円-40,000円前後

いずれの色もほとんどが上記目安内に収まる可能性が高いです。

ただし一部の単色モデルや希少な品物に関しては、7万円-8万円前後でのお買取が可能のケースもあります。

ロデオペガサスの買取事例

ロデオペガサスは2021年に登場した新作チャームです。既存のロデオチャームをベースに羽の生えたペガサスモチーフであることから、登場時かなり人気となり20万円近いプレミア価格がついていました。

ただし生産数が多く、中古市場にも多数の品物が流通したことによって、相場も落ち着き、今では定価と同額程度の買取相場となっています。

ロデオ同様カラーバリエーションが多いですが、現状トリコロールカラーの展開がほとんどですので、あまり色による金額差はありません。

ロデオタッチの買取事例

ロデオタッチは現在「アリゲーター」と「リザード」素材のモデルが展開されています。

アリゲーターは最上級のクロコ素材という位置付けですが、現状はリザード素材のモデルは流通数が少なく、リザードの方がやや高値が付きやすいです。

ロデオペガサス同様に登場時はプレミア価格となっていましたが、現状の買取相場は定価と同等かやや下回る相場となっています。

ロデオチャームの査定ポイント

最後にロデオチャームの査定のポイントなどを解説しています。

少しでも高く売るために知っておいて損はない情報となっていますので、チェックしてみてください。

製造刻印が新しいものほど高値

ロデオチャームは鞍の裏部分にシリアルナンバーが施されています。

エルメスの製品全てに共通する製造年を示すアルファベットが刻まれているため、いつ製造された品物がすぐにわかるようになっています。

中古市場においては製造年が新しい品物ほど高値が付きやすいです。

最新の「U」「B」「」くらいまでは買取相場が高くなっていますが、それ以前の品物で特別希少なモデルではないロデオチャームは買取価格が3万円以下となってしまうケースもあります。

使用感がある品は値段がつきづらい

ロデオチャームは普段使いしている分にはダメージが出にくい品物です。

ただし長期に渡って着用していると、バッグ同様に擦れや汚れが出てきてしまうケースもあります。

“明らかに使用感がある”といった状態になってしまうと、買取相場はかなり下がってしまうためご注意ください。

バッグとまとめて売却するのがおすすめ

現在の相場ですと定価以上でお買取できるモデルも少ないため、基本的にはロデオチャーム単体で売却するというよりは、お使いになられていたバッグと合わせて査定、もしくは売却することをおすすめします。

実際にファーストクラスをご利用いただくお客様には、バッグと合わせてロデオチャームやツイリースカーフなどもご売却いただくことが多いです。

エルメスのチャームは定価も高額な分、他ブランドと比較しても高値が付きやすいため、バッグなどを売却する際には、是非合わせてご相談いただけますと幸いです。

まとめ

ロデオチャームは数あるエルメスのバッグチャームの中でも定番品として一番人気です。

バッグと合わせて揃えたいという需要も高く、色やサイズ問わず中古市場での人気も高い傾向にあります。

ファーストクラスではエルメス製品全般に力を入れていて、常に最新相場に基づき買取金額のご提示をしております。

お手元のエルメス製品の売却を検討している際には是非お気軽にご相談ください。