超希少なバーキン50サイズの買取価格はいくら?流通数の少ない大型バーキンを解説
エルメスのバーキンはサイズ展開も豊富です。一般的なサイズはレディース向けの「25・30・35」、メンズ需要の高い「40」までは多くの人が認知していると思います。
今回ご紹介する「バーキン50」に関しては、生産数も極めて少なく市場に流通することも稀です。
ここではバーキン50の特徴や、具体的な買取価格の目安をファーストクラスの事例を交えて解説しています。
バーキン50ってどんなバッグ?
バーキン50は、エルメスが好きな方でも知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ましてや見たことがある方はもっと少ないのではないか?というほど珍しいバーキンです。
バーキン40よりもさらに大きい幅が50cmのバーキン
バーキン50は幅50cmとかなり大型です。バーキン40までの大きさは現行品としても生産されており、知っている方も多いと思いますが、バーキン50はそもそも生産数も極めて少なく、1995年〜2010年くらいに生産されたアイテムがほとんどです。
とにかく大きいサイズなので、普段使い用のバッグという大きさではない印象です。
良質な革素材や丁寧な縫製によって、丸みがあるデザインながらフォルムがはっきりとしているバーキンですが、バーキン50に関しては自重でややくたっとしています。
細かな仕様の違いについて
バーキン50はその大きさから、40cmまでのバーキンと異なるポイントがあります。
通常サイズより大きなカデナが付属
バーキン50のカデナと鍵は通常よりも大きいです。
この仕様はバーキン50以上のモデルと「ショルダーバーキン」にも共通しています。
いずれにせよ通常と異なる仕様の付属品のため、単体での価値もやや高い傾向にあります。
強度を保つため底鋲が三列
通常バーキンの底鋲は四角に一つずつの計四つ配置されていますが、バーキン50の場合はこれが六つとなります。
近年はほとんど生産されていない希少サイズ
バーキン50は近年はほとんど生産されていません。憶測ではありますが、現状ほとんど既製品の販売はしておらず、特別なVIPの受注生産などという形で作られている可能性もあります。
とにかくそれくらい中古市場に近年の製造刻印のアイテムは一切流通していません。
バーキン50以上の、バーキン55というサイズも確認こそされていますが、同じかそれ以上に数が少ないです。
似たモデルのオータクロアに関しては、現在40サイズをメインに、50や55といった大型サイズの生産も続いています。
このことから小型のサイズは「バーキン」、旅行鞄のような大容量のバッグは「オータクロア」にて生産されていくことが予想され、今後ますますバーキン50の希少性が高まる可能性もあります。
バーキン50の具体的な買取価格について
実際にバーキン50の買取価格について解説していきます。
ファーストクラスの事例を交えて解説していきますが、バーキン50に関しては弊社でも買取事例が極めて少ないアイテムです。実際にお見せできない部分に関しては文章にて補足していきます。
買取相場の目安は80万円-120万円前後
バーキン50の現実的な買取価格は、中古品Bランク-ABランクくらいを想定し、およそ「80万円-120万円前後」くらいが目安となります。
希少なアイテムではありますが、女性向けの小型のバーキンと比較すると、安定した中古需要があるわけではありません。
また、実用性があるサイズというよりは、コレクションとしての価値が高いため、中古品となってしまうとそこまで高値がつくわけではないというのが正直なところです。
メンズ需要が高いシックな色味の人気が高い
バーキン50は生産数も少ないため、流通しているカラーバリエーションもそこまで多くない印象です。
人気が高いのはシンプルなブラックや、定番カラーとして人気の高いエトゥープのアイテムは高値がつきやすいです。
メンズ需要が主なサイズのため、鮮やかなオレンジやブルージーン、定番でもゴールドなどのカラーはやや買取価格が下がってしまいます。
バーキン40と同じくらいの買取相場
ざっくりとした相場感としては、バーキン40とほぼ同じくらいとなっています。
状態が極めて良好な場合(中古Aランク以上など)には、希少価値の高いバーキン50の方が高値がつく印象ですが、一般的な中古品であれば、おおよそ同じくらいの相場となっています。
バーキン50を少しでも高く売るためのポイント
最後にバーキン50を高く売るための査定ポイントについて解説します。
付属品の有無で減額となる可能性があります
バーキン50の付属品には、主に以下のものがあります。
- クロシェット
- カデナ・キーx2本
- 箱・保存袋
- その他レインカバーなど
中古品の場合、査定に影響するものは「クロシェット」「カデナ・キー」となります。
特にバーキン50はこれらが通常のバーキンとは異なる大型な特別仕様となっています。欠品してしまうと数万円以上減額となる場合がありますのでご注意ください。
弊社ではそれ以外の箱や保存袋などの付属品は、中古品の査定に影響しませんのでご安心ください。
状態が良い品物が貴重で相場が高い
バーキン50は近年はほとんど製造されておらず、市場に流通している品物は15年以上前に生産されたものがほとんどです。
そのため中古市場でも状態が良い品物はほとんど流通していません。
希少価値が高いアイテムのため、状態が良い品物に関しては、当時の定価以上でお買取できる場合もあります。
まとめ
バーキン50は希少性が高く、現在でも需要の高いモデルの一つです。
しかしながらバーキン25やバーキン30といったレディース向けのアイテムと比較すると、相場が安定しておらず、それらの人気定番モデルと比較するとややリセールバリューが下がってしまいます。
とはいえ、資産価値の高いバーキンに変わりはなく、エルメスの他のバッグや、他ブランドのバッグと比較すると高く売れるアイテムであることは間違いありません。
ファーストクラスではそうした希少なバーキンに関しても、最新の相場に基づき適切な金額でのお買取に努めております。
お手元のバーキン50のご売却を検討されている場合や、今の買取価格を知りたいという方はぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を監修した人
代表取締役
小林嶺