超希少!バーキンソーブラックの買取価格はいくら?査定対象となる付属品や状態ランクによる買取相場の目安も解説
「HERMES(エルメス)」のバーキンは数多くのプレミアモデルがあります。
モデルによっては当時の定価を上回るどころか、定価の数倍で市場に流通しているレアなバーキンも存在します。
今回ご紹介するのは、希少なモデルの中でもレア度の高い「バーキン ソーブラック」です。
名前の通りブラックカラーでのみ展開されたこの限定モデルは金具の部分や付属品まで全てブラック仕様となっている特別な一品となっています。
ここではバーキンソーブラックの特徴や具体的な買取価格などを解説しています。
金具まで真っ黒のバーキンソーブラックの概要
「バーキン ソーブラック」は金具まで全てブラック仕様となっているバーキンです。カラーはブラック(ノワール)で素材にはボックスカーフが使用されています。
“ソーブラック”の名のつくモデルはバーキンだけでなくケリーも同時期に登場していて、いずれも極めて希少価値の高いレアモデルとなっています。
バーキンに関しては「バーキン30」「バーキン35」のツーサイズで展開されました。
付属品も箱も保存袋も全て特別仕様
一番の特徴はバーキンの中央などに配置される金具が黒い点ですが、そのほかの全ての仕様も黒で統一されています。
- カデナ、鍵、クロシェット
- 箱、保存袋、説明書
バーキンを購入した際に付属する全ての品物が特別仕様となっています。
珍しいモデルや高価な素材のモデルでも、付属品まで仕様が異なるケースは少なく、より特別感があるバーキンとなっています。
限定で希少価値が高い
「ソーブラック」シリーズは2010年秋冬コレクションで発表され、□N刻印(2010年製造)と□O刻印(2011年製造)が確認されています。
当時からかなり生産数が少なく発売当初よりプレミア価格で流通しました。
近年では大幅に金額も高騰していて、主に海外などに流出している傾向にあり、国内市場で見かける数も減少傾向にあります。
再販されていない
エルメスではソーブラックのような限定モデルでも、再販されたりパーソナルオーダーでのみ受注が続けられるケースがあります。
しかしソーブラックは販売されて以降は、再販されておらず、その後生産されていません。
そのため希少価値が高いまま人気が維持されており、相場も高騰し続けている傾向にあります。
ソーブラックに似たモノクローム
2021年に発表された「モノクローム」シリーズは金具が本体カラーと同じ色の特別仕様となっていて、ソーブラックと非常に似ています。
今のところバッグはピコタンロックのみ、カラーバリエーションは「ブラック」のソーブラック仕様と「バンブー」のソーグリーン仕様の二色で展開されていますが、2011年に生産されていたソーブラックと異なり金具がマット仕様となっています。
今後バーキンやケリーといったモデルでも展開される可能性もありますが、金具の仕様や質感なども若干異なり、ソーブラックの価値がそれによって著しく落ちるというのは考えづらいと思っています。
バーキンソーブラックの買取価格について
バーキンソーブラックは定価以上でのお買取が可能なプレミアモデルです。
元々生産数が少なく貴重だったことに加えて、再販もされておらず相場は右肩上がりで上昇している傾向にあります。
300万円以上のプレミア買取価格
買取相場の目安としては状態の良い品物で「300万円〜400万円前後」となっております。
- バーキン30(ソーブラック)中古買取相場:300万円〜400万円前後
- バーキン35(ソーブラック)中古買取相場:250万円〜320万円前後
ただし近年は小型のバーキンの方が人気が高いため、バーキン35よりもバーキン30の方が高値がつきやすいです。
当時定価で購入している場合には、かなり使用感があっても定価以上でのご提示が可能です。
今後相場が上がる可能性は?
バーキンソーブラックの買取相場は少しずつ右肩上がりで上昇しています。
発売から10年以上経過していることもあり、状態の良い品物は年々市場から姿を消していますし、近年希少なバーキンは主に海外需要が高く、そのほとんどが海外セレブなどに購入されているのが実情です。
バーキンの人気自体も年々上昇傾向にあるため、今後さらに相場が上がることも十分に考えられます。
しかし近年バーキンの市場はコロナウイルスのパンデミックなどもあり大幅に高騰していて、ソーブラックをはじめとする珍しいバーキンは通常モデル以上に高騰した事例も多いです。
バーキンソーブラックは希少価値が高いため、大きく下落することは考えづらいものの、定価の安い通常のレザー製バーキンの中では極めて高い相場となっていることは事実です。
製造年が古くなっていることも相場に少なからず影響しますし、ボックスカーフ素材は他の素材と比較し繊細ですので保存環境などを整備しないと価値を維持できない可能性もあります。
また、上の項目でも少し説明したように「モノクローム」シリーズでバーキンが登場する可能性もあります。
近年はバーキン25の人気が極めて高いため「バーキン25モノクローム(ソーブラック)」といったモデルが新しく登場すると、バーキン30ソーブラックなどの相場が相対的に下がる可能性も否めません。
いずれにせよ希少なモデルで価値が極めて高騰しているため、今後の予想は難しいと言わざるを得ない状況です。
買取査定の注意点
バーキンソーブラックの査定ポイントや注意点を解説しています。
基本的には通常のバーキンと同じように状態の判断に基づき買取価格をご案内させていただきますが、付属品の有無による減額など希少価値の高いモデルだからこその注意点があります。
付属品の有無が大きく買取価格に影響する
ソーブラックシリーズは通常とは異なり付属品までブラック仕様という特徴があります。
そのため付属品単体での価値が極めて高いです。ファーストクラスでは、中古バーキンの査定において“カデナ・鍵・クロシェット以外の付属品は査定対象外”としていて、通常のバーキンであれば箱や保存袋はなくても問題ありません。
しかしバーキンソーブラックに関しては、箱や保存袋にもプレミア価値があるため、付属品が揃っているかどうかで数十万円単位で査定に影響が出るためご注意ください。
状態ランクによる査定減額幅
通常のバーキンと比較し、希少価値が高く買取価格が高額となるため、状態ランクによる査定価格の差も大きくなっています。
バーキンソーブラックをはじめとする製造からある程度年数が経っている希少モデルに関しては、状態の良い品物が市場に流通していないため、中古Aランク以上でご評価できる品物は極めて高い買取価格となる傾向にあります。
反対に使用感が目立つ品物はいくら希少価値が高いモデルとはいえ、需要が下がってしまうため、その分の減額幅もかなり大きいです。
- Aランク買取相場:350万円〜
- ABランク買取相場300万円前後
- Bランク買取相場:200万円前後
状態ランクが一つ下がるだけで100万円程度お買取価格が下がる可能性も十分に考えられます。
通常のバーキンであれば20万円-30万円程度の減額幅であっても、金額が高いバーキンソーブラックは減額幅も大きくなります。
まとめ
バーキンソーブラックは通常のバーキンと金具の仕様が異なるブラック一色のモデルとなっており、極めて高いプレミア価値があります。
本体に関しては金具がブラックになっているだけですが、同じく金具の仕様が異なる「マット金具」「ギロッシュ金具」などより遥かに高額なプレミア価格であることが特徴です。
バーキンは1984年から生産されている歴史の古いバッグですので、数多くの限定モデルやレアモデルが過去にラインナップされていましたが、その中でも「ソーブラック」はトップクラスのお宝バーキンとなっています。
ファーストクラスではバーキンをはじめとするエルメス製品を専門に取り扱い、常に最新の海外市況に基づきお買取価格のご案内をしております。
お手元のバーキンのご売却を検討している際には、是非お気軽にご相談いただけますと幸いです。
この記事を監修した人
代表取締役
小林嶺