キャンバス生地のバーキンの買取価格が高騰中!トワルアッシュ素材などのバーキンの買取について

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「HERMES(エルメス)」のバーキンは通常のレザー素材以外にも様々な素材バリエーションが存在します。

レザー以外の素材だと、もっともポピュラーなのが「トワルアッシュ」というキャンバス素材を使用したモデルです。

こういった布製のバーキンは、以前までは中古市場での人気が低く、買取相場が安いモデルと位置付けられていましたが、近年はヴィンテージブランドのブームなどもあり、買取相場が上昇しています。

モデルによっては通常のレザー素材よりも高値でお買取できるバーキンも増えてきています。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-のバーキン買取TOP

珍しいキャンバス素材のバーキンについて

バーキンは基本的には牛革が使用されているモデルがほとんどですが、中には山羊革や、より高級なエキゾチックレザーと呼ばれる素材を使用しているモデルもあります。

またそれ以外にもキャンバス生地を部分的に使用して、より見た目にアクセントを加えたモデルも存在し、そういった珍しい品物は通常モデルよりも高値でお買取できる事例も多いです。

ヴィンテージ品で多く生産されていたトワルアッシュ素材

キャンバス素材のバーキンは古い年式で多く生産されていた
キャンバス素材のバーキンは古い年式で多く生産されていた

キャンバス素材として代表的なのが「トワルアッシュ」です。エルメスをお好きな方であれば、定番のガーデンパーティに使われている素材といえばピンとくる方も多いかと思います。

現行品ではほとんど生産されていませんが、2000年〜2010年くらいまでのバーキンには「トワルアッシュ素材」を使用したバーキンが多く作られており、中古市場にも多数流通しています。

もっとも生産数の多い一般的なキャンバス素材がトワルアッシュですが、それ以外でも下記のようなバリエーションも存在します。

  • トワルオフィシエ:トワルアッシュよりも目が細かいコットンキャンバス素材
  • トワルジーン:デニム生地のようなブルーのコットンキャンバスの素材
  • フェルト:柔らかく保温性に優れたウール素材

特にトワルジーンのようなカラーが限定されているキャンバス素材は、希少性も高く、滅多にお目にかかれないレアなバーキンとなります。

上記した以外にも、2006年のパリコレクションで発表された限定モデル「レナージュ」など、その他にも珍しいキャンバス素材が確認されています。

トワルアッシュはキャンバス素材の中で一番多く使用されてはいますが、年々市場の流通数も減って価値が上昇してきています。

現行品でも少数生産されているキャンバス素材

キャンバス生地のバーキンフレイフレイが近年登場
キャンバス生地のバーキンフレイフレイが近年登場

また現行品においても、稀にキャンバス素材が用いられるバーキンが展開されています。

近年ですと、下記のようなモデルにもキャンバス素材が使われていました。

  • バーキンカーゴ:トワルゴエランxスイフト(牛革)
  • バーキンフレイフレイ:ツイルアッシュxスイフト(牛革)

いずれも特別なバーキンとして生産されたため、定価が通常モデルよりも高く、現在では定価同等程度の買取相場となっています。

他にもトワルキャドリーユを使用したバーキンなども現行品で展開されていますが、通常レザーモデルよりも買取価格が高いというほどではなく、新しめのモデルに関しては、キャンバス素材だから相場が高いということはありません。

レアなキャンバス素材のバーキンの相場が上昇した理由

2006年に限定発売されたレナージュ素材
2006年に限定発売されたレナージュ素材

キャンバス素材など過去のレアなバーキンはここ数年で大幅に相場が上昇しています。

大きく上昇したのはコロナウイルスのパンデミック以降で、巣篭もり需要の拡大や、国内の販売店が海外向けのEC販売に力を入れたことが要因の一つだと考えています。

また、SNSなどの通じて販売している業者も増えており、目を引くような珍しいバーキンは海外からの需要が高いです。

トワルアッシュ素材をはじめ、これらのバーキンは5年ほど前であれば、中古相場50万円〜100万円程度となっていましたが、相場の高騰を受け価格帯が倍くらいになっている品も多いです。

キャンバス素材のバーキンの買取価格について

トワルアッシュなど布製の素材のバーキンの具体的な買取価格について解説していきます。

実際には素材によって希少性が大きく異なり、キャンバス素材と一括りにするのは危険です。

キャンバス素材は大きめのサイズ展開に多い

布製のバーキンは主に10年以上前の製造のモデルが多く、バーキン25に関してはほとんど生産されていません。

バーキン30の生産数もかなり少なく、バーキン35もしくはバーキン40の流通数が多い傾向にあります。

どうしても現状だとバーキン35は他サイズと比較し、かなり相場が下がってしまうため、キャンバス素材=買取価格が高いかというと、サイズの人気の問題で平均的な金額はレザー製とそこまで変わりません。

ただ同じバーキン35という条件で比較すると、年代物でもトワルアッシュのモデルなどは買取価格が高くなっています。

バーキン40に関しては、主にメンズ需要となっているため、キャンバス生地とオールレザーで比較すると、レザー製の方が人気があります。

より希少なモデルはプレミア化している場合も

こちらの例のような、希少なモデルはプレミア価値がついているケースもあります。

基本的に布製のバーキンが製造されていたのは、主に2000年〜2010年くらいとなっており、中古市場では評価されづらいやや古めの品物がほとんどです。

しかしこの時期にしか販売されていなかった珍しい品物や、バーキン30以下のサイズのモデルであれば、当時の定価より高くお買取できるケースも多いです。

基本的な買取傾向はレザー素材のバーキンと同じ

素材は何であれ、買取価格が高いか安いかは色によって大きく変わってきます。

キャンバス素材のバーキンに関しても、定番のブラック(ノワール)やグレー系のカラーに関しては、人気があるため高値がつきやすいです。

反対に希少な素材を使用していても、赤系やオレンジ系など鮮やかなカラーがメインのバーキンは需要が下がるため、多色と比べて値段がつきづらい傾向にあります。

金具の色もシルバーよりゴールドの方が流通数も少なく人気のポイントの一つです。

キャンバス素材は状態の良し悪しが重要

布製のためシミ汚れや色移りしやすい
布製のためシミ汚れや色移りしやすい

キャンバス素材はレザーと比べると、シミや汚れがつきやすく、かつメンテナンスがしづらいという特徴があります。

製造が古い品物も多いため、使わずにおいておいても、保存状況によってはシミが発生してしまうこともあり、状態の良し悪しが査定価格に大きく影響します。

擦れ傷などに弱い

トワルアッシュなど布製のものは、擦れ傷などにも弱く、使用に伴い角が薄くなってしまう事例も多いです。

布の部分はほとんどのモデルでホワイトやアイボリーといったカラーであるため、傷や汚れが目立ちやすいという欠点もあります。

また繊維が傷ついてしまったり縫い目が荒れてしまうと、ほとんど修復不能のため現状でのご評価となってしまいます。

状態が悪いと値段が付きづらい

金具や生地が汚れてなければ高評価
金具や生地が汚れてなければ高評価

トワルアッシュをはじめとするキャンバス素材のバーキンに関しては、状態が悪いとレザー製のバーキンよりも値段が付きづらい傾向にあります。

弊社での買取事例だけでなく市場に流通している品物も、極めて状態が良いという個体はほとんどありません。

反対に布製でかつ状態が良好なバーキン自体、数が少なくなっているため、そうした品物は希少性が高く買取価格が高いです。

状態によって買取金額が大きく異なるという点は、キャンバス素材だけでなく珍しい素材のバーキンに共通して言えることではありますが、経年劣化による傷や汚れがキャンバス製だと特に顕著です。

まとめ

珍しい素材のバーキンは近年中古市場で人気が高く、買取価格もここ数年で大きく高騰しています。

ただし通常のレザー製モデルと比べると、耐久性など実用的にデメリットとなる点も多く、買取査定においては状態の良し悪しが大きく影響します。

ファーストクラスではエルメスのバーキンをより専門的に取り扱いしており、国内だけでなく国外の相場などを考慮し、最新の買取価格でご案内するよう努めております。

ご売却を検討されている品物などがありましたら、電話やLINE等にてお気軽にご相談いただけますと幸いです。

過去のバーキンの買取事例も多数公開しているので、ぜひチェックしてみてください。

>>バーキンの買取実績一覧

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この記事を監修した人

小林嶺

代表取締役

小林嶺