「HERMES(エルメス)」のバーキンはブランドバッグの最高峰です。
しかし見る人によっては、なぜこのバッグがこんなにも高価で!?と思うほど、高い金額で売られています。
ここではバーキンがこれほど高い理由について、詳しく解説していきます。
以前の記事などもあわせて読むこともおすすめです。
バーキンについて詳しく見る
「HERMES(エルメス)」のバーキンはブランドバッグの最高峰です。
しかし見る人によっては、なぜこのバッグがこんなにも高価で!?と思うほど、高い金額で売られています。
ここではバーキンがこれほど高い理由について、詳しく解説していきます。
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目次
エルメスはラグジュアリーブランド界のトップに位置付けられるブランドです。
細かく区分すると、
革製品は「HERMES(エルメス)」
腕時計は「Patek Philippe(パテックフィリップ)」
ジュエリーは「HARRY WINSTON(ハリーウィンストン)」
この辺りはジャンルごとの頂点を極めしブランドと位置付けられます。
少なくとも、バッグや財布といったジャンルにおいて、エルメスより格が高いブランドはありません。
バーキンはエルメスが生産している、ブランドの顔というべきバッグです。
なので高いというのは元も子もありませんが、実際にバーキンより高い値段がつけられているブランドバッグは他にありません。
バーキンの正規店定価は以下となっています。(※2023年9月現在)
近年は物価高騰も激しく、1年〜2年に一回くらいのペースで価格改定をしており、今後も上がることが予想されています。
ちなみに通常のレザーではないクロコなど特別なモデルにもなると、定価も700万円以上と超高額です。
定価は上記の金額ですが、実際にすぐ購入できるネット通販やブランド専門店などの流通価格は、定価を上回るプレミア価格となっています。
現在新品を目安とした流通相場は「250万円〜400万円(※モデルによって市場価格は異なるため)」となっており、バーキンの市場価格はおおよそ300万円ほどです。
定価もブランドバッグとしては例を見ないほど高価ですが、実際の市場価格はもっと高いという特徴があります。
エルメスがなぜトップになれたかというと、徹底的されたクオリティを今も追求し続けているブランドだからです。
バーキンにはエルメスが長年培ったクラフトマンシップと、最高級のレザー素材が用いて、今も手作業で生産されています。
現行品では「ヴォー・クリスぺ・トゴ」「ヴォー・エプソン」「ヴォー・スイフト」といった仔牛ならではの、柔らかく上質な革素材が主に用いられます。
バーキンの製造工程は、エルメスの中でもより熟練された職人が一人で仕上げるといった、非効率的な手法が取られています。
エルメスは傘下にいくつものタンナーを抱えています。
多くがヨーロッパの企業ですが、ある意味世界中の革素材をほぼ掌握しているといっても過言ではありません。
バーキンはもっとも高価なバッグですが、使われている素材も最高級のものです。
高く売れるから良い素材を使え、良い素材を使っているから高いという、品質も保証された逸品です。
上質なレザーはしっかりメンテナンスを行うことで一生物として使うことができます。
エルメスでも、簡単な磨きから破損箇所の修理など、一部有償にはなりますが、アフターサポートも万全の体制を整えています。
基本的に修理に出したバーキンは、本国パリ工房の職人によってサポートされます。
そういったサポート体制にも力を入れているという点も、金額が高い理由に含まれます。
バーキンは1984年から生産されており、そのデザインは現在も変わっていません。
ファッション業界は流行り廃りが激しく、毎年のように新たなトレンドが生まれますが、40年近くにわたり、バーキンが廃れたことはありません。
現在のブランド業界において、継続した人気を獲得しているアイテムは、何十年前からデザインが変わっていないというものが多いです。
少なくとも人気が続く限り、デザインが大幅に改良されるということは少ないでしょうし、人気が下火になることも考え難いです。
バーキンはイメージこそ派手ですが、デザイン自体は、どんなファッションにも合わせられるシンプルさが特徴です。
左右のベルトにカデナ(南京錠)を通すことで、ロックが掛けれるこのデザインはエルメス製品で幅広く取り入れられている定番のもの。
絶妙な下膨れのフォルムは職人の技術が要るものとされていますが、そうしたディティールに凝っている反面で、ぱっと見はシンプルなハンドバッグだと言えます。
そのため“廃れない”という安心感も高値で売られている理由の一つとなるかと思います。
デザイン自体はシンプルですが、バーキンのバリエーションは豊富です。
一番の違いはサイズ展開が豊富な点です。
これらが現行品として多く生産されています。(※それ以上に大型なモデルも存在していますが、生産数が極めて少ないです。)
1984年当初はバーキン35とバーキン40といった大きめのサイズがメインでしたが、近年のファッショントレンドの以降に伴い、現在ではバーキン25やバーキン30といった小さめサイズの生産が増えています。
エルメスのカラーバリエーションは軽く100以上は存在しており、素材のバリエーションも20近く存在します。毎シーズンごとに新色が発表されています。
流行り廃りによって人気カラーや素材も異なるというのがバーキンの特徴です。
バーキン自体のデザインは1984年から変わっていませんが、トレンドに合わせるようにサイズや色といった部分では変化しており、バーキンの価格が維持されている要因にもなっています。
バーキンの人気は世界的です。国内の人気も高いですが、近年は中国や香港、東南アジアといった経済成長が激しい国でも需要が増えてきています。
本国パリをはじめとするヨーロッパや、アメリカのセレブなども当然需要が高く、世界中で認知されているという点も大きいです。
あなたがイメージする高級ブランドバッグと言えば?
この質問に“バーキン”と答える日本人は多いと思いますが、それは世界中共通していることなのです。
以前までは、パリ本国での定価は国内定価よりもかなり安めに設定されていましたが、今ではほぼ変わらない水準となりつつあります。(※円安などの影響もありますが)
SNSの普及によりバーキンがより世界中で認知されたことで、価格も安定した高値がつけられるようになっています。
バーキンの本当の価値を説明する上で、プレミア価値についても詳しく解説する必要があります。
前提として、バーキンはエルメスの店舗でお金さえ用意すれば、誰でも購入できるというわけではありません。
基本的にエルメスのVIP顧客に対して「案内制」で販売されています。
エルメスパトロールという言葉が出るように、エルメスの店舗を回ってバーキンの在庫を聞くという方法を取る人もいますが、それでも購入できる可能性は低いです。
またバーキンは「サイズ」「色」「素材」のバリエーションも無数にあり、人気の高いアイテムほど、二次流通の市場においては価値が高く、正規店購入のハードルも高いという特徴があります。
バーキンは単純に定価や市場価格が高いことのはもちろん、リセールバリューや資産性が高いという特徴があります。
実際に定価で購入すれば、即換金しても定価以上で売れますし、中古品でも人気の高いモデルであれば、定価は割らないというケースも多いです。
消耗品であるバッグとして、これほど高い資産価値を持つアイテムは他にありません。
そのため、海外では投資目的でバーキンを購入するセレブも多いとされています。
細かな相場の上下はあるものの、1984年の発売以来、基本的には右肩上がりで価格は上昇しており、消耗品としてではなく、資産価値が高いものとして購入する層も多くいます。
生産数が限られている以上、そうした背景もあり金額は維持され、もっとも高いブランドバッグという地位を確固たるものとしています。
この記事ではバーキンがなぜ高いか?という要因を解説していきました。
簡潔に言い表すと、
こういった点が、バーキンの金額が高い理由となります。
高いとはいえ、優れた資産価値があるアイテムのため、中古品になった途端に二束三文となるバッグではありません。
そういったリセールバリューが高い点も、お金持ちに愛され続ける要因となっているかもしれません。
FirstClass-ファーストクラス-はエルメスのバーキンといった高額なアイテムを専門に取り扱いしている買取店です。
他にも様々なコラムを掲載しているため、気になる方は是非チェックしてみてください。
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