ケリー28の具体的な買取価格はいくら?相場が高騰している古いアイテムも多数
「HERMES(エルメス)」の中でも「ケリー」は特別なバッグとして、中古市場でも人気の高いアイテムで、買取価格も高額です。
中古市場においては、ケリーのサイズや色によって相場が異なり、モデルによって大きく買取価格が変わります。
今回はもっとも定番サイズ「ケリー28」の買取価格について、実際のファーストクラスの事例を紹介しながら解説しています。
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ケリーの定番サイズ
ケリーは、バーキンと並びエルメスの定番でかつアイコンモデルとして極めて人気が高いバッグです。
ハンドバッグとして用いられるバーキンに対して、ケリーはハンドバッグとしてだけでなく、付属のショルダーストラップを用いた肩がけも可能となっていて、よりカジュアルシーンでも活躍できるといった特徴を持ちます。
1935年から生産されている歴史の古いモデルでもあり、さまざまなサイズによって展開されていますが、古くから現在まで流通数が多い定番サイズが「ケリー28」です。
生産数が多いケリー28
ケリーは現在下記のサイズで展開されています。
- ケリー25(幅:25cm)
- ケリー28(幅:28cm)
- ケリー32(幅:32cm)
- ケリー35(幅:35cm)
これ以外にも、ミニケリーや大型のケリー40、近年はメンズ向けにマキシケリー42など、ラインナップも豊富です。
サイズごとの生産数は公表されていませんが、中古市場への流通数を考えるとケリー28が現在もっとも多く生産されているサイズとみて間違いはないかと思います。
近年はサイズの小さいケリーが人気
2000年以前のケリーはどちらかというと大型のケリー32などの生産も多く、ある程度容量のあるサイズの人気が高い傾向にありました。
近年は反対に小型サイズの需要が高くなっており、ケリー25がもっとも人気で入手が難しいモデルとされています。
ケリー28に関しては、やや人気こそ下がるものの定番サイズとしての需要は高く、安定した高い相場を維持しています。
具体的なケリー28の買取価格について
実際にケリー28はいくらくらいで買取できるのかという点を、実際にファーストクラスの買取事例を紹介しながら解説します。
ヴィンテージ品なども高騰しているため、昔買ったケリーのご売却を検討している方などはぜひ参考にしてみてください。
素材によって買取価格が大きく変わる
現行品で用いられる主な素材は以下です。
- ヴォーグリスペ・トゴ
- ヴォーエプソン
- ヴォースイフト
- エバーカラー
- トリヨンクレマンス
- ボックスカーフ
ケリーは素材によって縫い目の仕様が異なり、基本的に縫い目が外側にくる「外縫い」の仕様の方が人気が高いです。
そのため「ヴォーエプソン」「ボックスカーフ」などのケリーは買取価格が高い傾向にあります。
新品のケリー28は定価以上の買取も可能
ケリー28の定価は「1,804,000円(トゴ素材)」「1,881,000円(エプソン素材)」となっています。2024年に入り定価も高騰しており、中古市場での人気の高いモデルであれば定価以上で買取が可能です。
人気の傾向としては、上記した素材に加え、カラーが重要となります。
エルメスの定番色とされる「ブラック」「エトゥープ」「ゴールド」などのケリーは、中古市場でも人気が高く、新品であれば買取価格は200万円〜230万円ほどが目安となります。
全体的な傾向としては、シンプルなグレー系やベージュ系のカラーのアイテムは買取相場も高いですが、レッドやブルーなどビビットなカラーのケリーは定価以下となってしまうケースが多いです。
中古品のおおまかな買取相場は100万円-150万円ほど
過去にお買取させていただいた中古品の事例ですと、おおよそ100万円〜150万円ほどの買取価格となるケースが多いです。
ですが実際には色や素材によって相場は変わりますので、人気のケリー28であれば、中古品でも200万円前後でお買取させていただいた事例もあります。
あくまで一般的な中古品(10年前くらいに購入して着用した品)に関しては、だいたいそのくらいの金額が目安です。
10年前の定価はおよそ110万円ほどですので、ケリー28は極めてリセールバリューの高いバッグということがわかります。
ヴィンテージのケリー28の相場が高騰中
相場が大きく高騰しているのが1990年代に製造されたヴィンテージのケリー28です。
古い年式のケリーに関しては、現行品と金具の仕様が異なり、それによって旧型のケリーとして中古市場では需要が低いアイテムとされていました。
しかし近年は海外を中心にヴィンテージアイテムの需要も高まり、むしろ当時定価が安かったケリー28は、新しいモデルよりも高い利率でお買取できるケースも増えています。
ボックスカーフやクシュベルなどの素材が人気
ヴィンテージ品のケリーも外縫いモデルが人気です。
近年はあまり生産されていないボックスカーフ素材やクシュベル素材といったやや硬めの素材のケリーほど買取価格が高いです。
古いアイテムは状態が悪いものが多く、その分市場にあまり流通していない美品の状態のケリー28は100万円以上でお買取できる場合もあります。
古い希少なアイテムは高価買取が可能なケースも
クロコ素材など希少なアイテムは、通常モデルよりも高くお買取することが可能です。
ケリーに関しては、バーキン以上に過去様々な素材で展開されており、珍しいアイテムといってもバリエーションが豊富です。
キャンバス系の「トワルアッシュ」素材を用いたアイテムや、「ヴィブラート」「クリノラン」といった希少素材を用いたアイテムには大きくプレミア価値がついている場合もあります。
ケリー28を少しでも高く売るコツ
ケリー28を少しでも高く売るためのコツや、査定時のポイントなどをまとめました。
売却を検討されている場合には目を通してみてください。
ショルダーストラップの欠品は大きく減額
ケリー28の査定において、付属品の有無は金額に大きく影響する項目です。
新品の場合、箱や保存袋などを含めた全てが揃って高くご評価することができます。
中古品の場合には、ファーストクラスでは箱や保存袋は査定対象外とし、下記の付属品のみ金額に影響します。
- ショルダーストラップ
- カデナ・鍵(2本)
- クロシェット
特にショルダーストラップに関しては、単体でも価値が高く、欠品してしまうと10万円以上査定が下がってしまうケースもあります。
必ずあわせてご売却することをおすすめしております。
またカデナや鍵を携帯するためのクロシェットも全て欠品してしまうと、5万円ほど査定が下がる恐れがあります。
本体の仕様に影響する付属品に関しては、いずれも買取価格に影響するため、できるだけ揃えてから査定することがおすすめです。
ケリー28の状態の判断基準について
ケリー28は状態よって査定価格が大きく変わります。高くお買取できるラインというのは、弊社基準にて「ABランク以上」であることが目安となります。
「Bランク(ある程度使用感が見られる状態)以下」となってしまうと、中古市場では需要が下がってしまうため、買取価格も落ちてしまいます。
ハンドルの劣化は大きく査定に影響
ハンドル部分は使っていると、確実に状態に変化が出てきてしまう箇所です。
薄い色の場合、黒ずみなども発生しやすく、古いケリーの場合にはひび割れなどが発生するケースも多く見られます。
ハンドルが黒ずんでいたり、コバ部分が劣化していたりしてしまうと、状態の評価に大きく影響します。
ツイリースカーフなどを常時使用していた場合には劣化を防ぐことができます。
角擦れの有無は状態を判断する大きな目安
バッグの四角の擦れ傷は、バッグの状態を判断する上で目安となりやすい箇所です。
ほんの少しの擦れであれば、そこまで大きく査定に響くということはありませんが、擦れて白くなってしまっていたり、レザーが削れてしまっていたりすると大きく減額となる場合があります。
LINEなどで事前にお査定させていたただく際には、是非角擦れなどのお写真もお送りいただけますと幸いです。
まとめ
ケリー28は古くから定番サイズのケリーとして、中古市場でも人気のモデルです。
近年は製造が新しめのアイテムよりも、ヴィンテージ品の相場の高騰が激しく、古い品物を高くお買取できるケースも増えています。
ファーストクラスでは常に最新の相場情報をもとに、ケリー28の買取価格のご案内をしています。
お手元のケリー28の売却を検討されている場合には、お電話やLINEにてぜひお気軽にご相談ください。
この記事を監修した人
代表取締役
小林嶺