ミニケリーの買取価格が高騰中!最新相場と人気傾向を実際の買取事例を交えて解説
「HERMES(エルメス)」のミニケリーは、定価を大きく上回る金額で売却できるアイテムです。
流通数も少ない希少品のため、近年は大幅に買取相場が高騰しており、現行品「ミニケリー2」だけでなく、「ヴィンテージのミニケリー」の買取相場も倍くらいになりました。
ここでは現行品だけでなく、ヴィンテージ品の「ミニケリー(2WAYタイプ)」「ミニケリー(ショルダータイプ)」などの買取価格について、実際の買取事例を交えて詳しく解説しています。
入手困難でプレミア価値が高いミニケリー2
現行品で販売されているミニケリーは「ミニケリー2」と呼ばれるモデルです。
ヴィンテージ品とは形も少し異なり、専用のショルダーストラップが付属しています。
サイズも幅19cmの小型で、正規店での購入が極めて難しいアイテムの一つに数えられます。
定価140万円で買取相場は250万円以上
もっとも一般的なミニケリー2(エプソン素材)の定価は「1,419,000円(2024年6月現在)となっています。
通常のケリーと同じく、オーストリッチやクロコなどのエキゾチックモデルもあり、近年はベルトとハンドル部分にのみ他素材を用いた「ミニケリー2タッチ」なども展開されています。
いずれのアイテムも確実に定価以上でお買取できるといえるほど、リセールバリューが高いアイテムです。
下記は買取相場の参考例となります。
定価 | 買取相場 | |
---|---|---|
ミニケリー2(エプソン) | 1,419,000円 | 230万円〜300万円前後 |
ミニケリー2タッチ(アリゲーター) | 2,211,000円 | 300万円〜350万円前後 |
ミニケリー2クロコ(アリゲーター) | 5,550,000円 | 500万円〜700万円前後 |
色や素材によっても買取価格は変わってきますが、全体的にかなり高い相場となっています。
エプソンやボックスカーフなどの素材が人気
ミニケリー2の素材の人気はケリーとほぼ同じです。
近年は硬めの素材の人気が高く、エプソンやボックスカーフなどのアイテムは高値がつきやすい一方、シェーブルなど柔らかめの素材のアイテムはやや買取価格が下がります。
しかしながら、どんなモデルでも新品で定価を割ることはありません。
ポシェットケリーと並び、小型のケリーバッグの中でも極めて高い人気アイテムとなっています。
ヴィンテージミニケリーの高騰率が凄まじい
現行品ではなくヴィンテージ品の場合、さらに高騰率が凄まじいことになっています。
ヴィンテージミニケリーは、主に1990年〜2004年くらいまで製造されていたモデルとなっています。
発売当時の定価は30万円ほどでしたが、現在では200万円以上に高騰しています。
ここ2年間で倍以上に高騰中
ミニケリーのヴィンテージアイテムは相場も上昇しており、現在は最大で250万円以上でのお買取が可能となっています。
ですが、2020年以前の買取相場は、同じくAランク品で100万円前後、さらに数年遡ると30万円前後が買取相場の時期もあり、近年大きく相場が上昇しています。
ハンドル付きの2WAYタイプの方がショルダータイプより人気
ヴィンテージのミニケリーは二種類あります。
一つは上でも紹介した2WAYタイプのミニケリーです。こちらは通常のケリーをそのまま小さくしたようなデザインとなっています。
もう一つはショルダーバッグ型のミニケリーです。ハンドルはなくシンプルなショルダーバッグタイプとなっています。
いずれも大幅に高騰しているモデルではありますが、買取相場はかなり変わってきます。
美品買取相場 | |
ミニケリー トップハンドル型2WAY | 200万円〜250万円前後 |
ミニケリー ショルダータイプ | 100万円〜150万円前後 |
いずれのアイテムも当時の定価を大きく上回る金額ではありますが、2WAYタイプの方がより高くお買取することが可能です。
珍しい素材や珍しいカラーのミニケリーはさらに高価
ミニケリーも同様に色や素材の組み合わせも、大きく買取相場に影響します。現行品に関しては、通常の「ケリーの高価買取」の傾向と同じです。
ここではヴィンテージのミニケリーに関してだけ少し補足しておきます。
ヴィンテージミニケリーの人気素材
ヴィンテージのミニケリーは主に素材の展開が三種類です。
- ボックスカーフ
- クシュベル
- ヴォーガリバー
ボックスカーフとクシュベルは外縫い仕様が多く、ヴォーガリバーは内縫い仕様が多いため、外縫いモデルの方がやや相場が高い傾向にあります。
それ以外にもオーストリッチ、リザード、クロコなどのエキゾチックレザーモデルや、ドブリス(スエード)モデルなども数はかなり少ないですが存在します。
プレミア価値が高いミニケリーにおいては、珍しい素材の品ほど高くお買取することができ、買取価格が300万円以上となるケースもあります。
ヴィンテージミニケリーの人気色
色は通常のケリーと同じく「ブラック」「ゴールド」など定番色が人気が高く、買取相場も高いです。
それ以外にもグレー系なども数は少ないですが人気色です。
ヴィンテージの品物なので、オレンジやグリーン、ネイビーなど鮮やかな色もありますが、流通数が非常に少ないです。
これらに関しては基本的には値段がつきづらいものの、正直そこまで色による差はなく、状態の良し悪しがより査定に大きく影響します。
定価以上での買取が確実な理由
ミニケリーは現在の相場だと定価以上でのお買取が確実です。
最後にその理由について解説してます。
ミニケリーは現行品もヴィンテージ品も入手しづらい
現在ミニケリーは非常に入手しづらいバッグで、現行品に関しては店頭に並ぶことはありません。
人気も高く、エルメスの顧客の中でも争奪戦となっていて、定価で購入することは極めて難易度が高いです。
バーキンやケリー同様、色や素材によって難易度は変わりますが、それを選ばずとも購入は難しく、エルメスの中でもトップクラスに入手しづらいアイテムの一つです。
また、ヴィンテージ品に関しては、そもそも生産数が通常のケリーと比較してもかなり少なく、現在中古市場に流通している数も少ないです。
エルメス全体で小型のバッグの人気が高い
ブランドバッグ全体の人気傾向として、ミニバッグやマイクロバッグといったところがトレンドになっています。
エルメスの中で見ても「バーキン25」「ケリー25」の相場が大きく高騰していたり、「リンディミニ」「ジプシエールミニ」「ボリード1923ミニ」など新しいモデルも、小型サイズほど人気が高いです。
エルメスのアイコンバッグ「ケリー」がミニサイズとなったミニケリーは極めて高い価値を持っています。
まとめ
エルメス屈指の人気モデルであるミニケリーは、現在高額でのお買取が可能となっています。
ファーストクラスではミニケリーの相場動向を随時更新し、常に最新の相場に基づきお買取金額をご案内しています。
ご売却を検討されている場合には、是非お電話やLINEなどでお気軽にご相談いただけますと幸いです。
この記事を監修した人
代表取締役
小林嶺