買取価格が高い“グレー系のバーキン”を徹底解説!カラー別の買取価格の傾向をまとめ

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バーキンは正規店での入手が難しく、市場では定価以上の価格で流通している人気モデルです。

市場ではどんな風に値段がつけられるかというと、人気の高い色や素材のバーキンほど高く取引されています。

特にグレー系の色のバーキンはトレンドに左右されることなく、人気の高いモデルとなっています。

そのためファーストクラスでは、同じバーキンでもグレー系の色の品物は高くお買取することが可能です。

ここではグレー系のバーキンの買取傾向や、実際の買取事例を交えて買取価格の目安などを解説しています。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-のバーキン買取

バーキンの色の中でも高値が付きやすいグレー系

バーキンの色の中でも人気の高いのが「ブラック(ノワール)」です。持つ人を選ばないため、初めてバーキンを購入するという方にも一番選ばれやすい色で人気が高いです。

その次に需要が高いのが「グレー系」の色です。

ただしグレー系の色は種類も多く、ブラックより生産数が少ないため希少性も高く、市場価格が極めて高い傾向にあります。

エトゥープやエタンなどの定番色が人気

定番色エトゥープやエタンを筆頭に人気が高い
定番色エトゥープやエタンを筆頭に人気が高い

数あるグレー系の色の中でも、一番人気となっているのが下記の色です。

  • エトゥープ
  • エタン

エトゥープは2005年前後に登場したカラーで、グレーとブラウンの中間の色味がラグジュアリーなバーキンとマッチしていることから、今では定番色の一つと数えられ「エルメスでもっとも人気で入手が難しい色」とされています。

エタンは2011年前後に登場した灰色に近いグレーの色味で、シックで上品な印象の人気色です。登場以来人気を獲得し続け、こちらも人気の定番色の一つとされています。

グレー系のカラーの中でも、より定番でかつ人気が高いのが「エトゥープ」と「エタン」です。

その他グレー系の人気色

エルメスのカラーバリエーションは非常に多く、上記の二色以外にもグレー系で人気のカラーは多いです。

  • グリアスファルト
  • トゥルティエールグレー(旧グリトゥルトゥリエール)
  • グラファイト
  • グリムエット

これらは全てグレー系の色味で、エルメスを知らない人からすると“どれも似たような色”と思われるかもしれません。

ただ、いずれも中古市場では人気が高く、多色よりもリセールバリューが高いです。

2022年にも「グリメイヤー」というグレー系の新色が登場し人気が高いため、今後もグレー系の同系色は大きな値崩れはしないと予想されます。

近年ホワイトベージュも人気が高い

グレー系でもホワイトに近い色味は人気が低い傾向にありましたが、ここ二年間くらいの間にホワイトベージュ系の色味の人気が大幅に上昇しています。

下記のような色は、グレー系の人気色と同じくらい高値が付いています。

  • ナタ
  • クレ
  • ベトン
  • グリパール

ホワイトベージュ系に関しては、あくまでも近年人気が上昇して相場が高騰しているため、今後やや下がっていくことも考えられます。

現在の相場だとホワイトベージュ系でゴールド金具の組み合わせの品物はエトゥープやエタンと同等に市場価格が高くなっています。

グレーのバーキン25は中古でも定価以上でお買取可能

非常に買取相場の高いバーキン25エトゥープ
非常に買取相場の高いバーキン25エトゥープ

現在バーキンの中でも、もっとも小型の「バーキン25」の市場価格が大きく高騰しています。

正規店での定価は小型のバーキン25がもっとも安く設定されていますが、二次流通の市場においてはバーキン25がもっとも高値で取引されている状況です。

新品の「バーキン25・グレー系・トゴ」などあれば、買取相場は最低200万円以上とかなり高額となっています。

そのため中古品の買取相場も高騰していて、美品であれば定価以上でお買取できるケースがほとんどです。

実際にバーキン25であればグレー系以外でも、定価以上でお買取できるケースが増えています。

バーキンで用いられるグレー系カラー別の買取傾向

ここからはグレー系の中でも、色別に買取傾向を解説しています。

グレー系全般がレッドやブルーといった鮮やかなカラーよりも買取価格が高いことは間違いありませんが、その中でも人気の傾向などは異なります。

エトゥープ

グレー系で安定してもっとも高い買取相場なのがエトゥープです。

エトゥープはバーキンに限らずバッグや財布、小物といったどのアイテムでも一番高値が付きやすい色となっています。

2005年頃より登場したカラーのため、製造刻印が古めの品物から新しめの品物まで幅広いため、古めのバーキンだとやや値段が付きづらい傾向にあります。

エタン

エタンはグレー系の中では比較的新しめの色ですが、エトゥープ同様に人気が高く定番色と言われるほどの位置付けとなっています。

グレー系の中では色が濃いため、中古品でも多少の傷であれば目立ちづらく、高値が付きやすい傾向にあります。

2011年の新色でそれ以来ずっと生産されていますので、10年以上前の製造の品がほとんどないため、平均的な金額も高いです。

トゥルティエールグレー

1990年代から展開されているカラーで、途中で名称が「グリトゥルトゥリエール」から「トゥルティエールグレー」に変更されました。

グレー系の中でも、かなり昔からある定番カラーの一つです。グレー系の多色と比較するとやや薄めのカラーで、現代でも非常に人気の高い色の一つとなっています。

年代が幅広く展開されているため様々な素材で用いられている傾向にありますが、近年は「トリヨンクレマンス」「トゴ」といった素材のモデルが高値が付きやすいです。

エトゥープなどと比較すると人気はワンランク下がるものの、それでもエルメスの中ではトップクラスに高値が付きやすい部類となります。

グリアスファルト

灰色に近い「グリアスファルト」はグレー系の中でも生産数が少なく、中古市場においても流通数は比較的少ない部類のグレーです。

2017年の新色として登場したカラーのため、A刻印以降のバーキンで用いられています。

シンプルかつ上品なグレーであることが特徴で、かつ製造が比較的新しい品でのみ用いられているため、買取相場はトップクラスに高いです。

事例にあるBランクなどのお品物でも、100万円以上でお買取できるケースが多いです。

グラファイト

エルメスのグレー系の中でもっとも黒に近いグレーが「グラファイト」です。

かなり古くから存在しているカラーで人気は高いものの、近年はほぼ製造されておらず希少な色とされています。

色味が濃いため他のグレー系と比較し、バーキン40など大型のサイズにおいても中古需要が高いカラーとされています。

クロコ素材などでも用いられるカラーで、状態の良い場合にはブラックより高値が付くケースも少なからず存在します。

グリメイヤー

2022年に新色として登場したカラーで、ベージュというよりもグレーが強いカラーです。

人気の高いグレー系の新色ということで、登場してすぐの頃は相場も高い金額となっていましたが、現在ではある程度流通数が増えてきたため、やや安定しつつあります。

多色と比較すると高値がつきやすいカラーではありますが、エトゥープやトゥルティエールグレーといった定番カラーと比較すると、やや相場は下がります。

グレー系のバーキンを高値で売るためのポイント

グレー系のバーキンは多色と比較して、同じ条件でもより高値が付きやすい傾向にあります。

ただしバーキンの買取価格は本体のカラーだけではなく様々な条件のもとで決められます。

人気の素材は「トゴ」「トリヨンクレマンス」の二つ

カラーの次に重要なのが素材です。現行のバーキンは主に以下の素材で展開されています。

  • トゴ
  • エプソン
  • トリヨンクレマンス
  • スイフト

この中でも中古市場で人気が高い素材が「トゴ」と「トリヨンクレマンス」です。

この二つの素材は他の素材と比較してもカジュアルシーンに向いていて、かつ傷がつきづらく目立ちにくいことが特徴となっています。

中古品で状態が悪くなればなるほど素材の違いによって金額が異なる傾向にあります。

製造刻印が新しいほど高値

バーキンは同じ色、素材でも製造刻印の違いによって大きく買取価格に差が出ます。

  • バーキン30(エトゥープ・トゴ・SLV・Y刻印)2020年の品物:Aランク買取目安210万円前後
  • バーキン30(エトゥープ・トゴ・SLV・□N刻印)2010年の品物:Aランク買取目安160万円前後

製造年以外には条件が同じだとしても、最大で50万円程度金額が変わるケースもあります。

そのため状態が悪いバーキンでも、製造年が新しければ、古くても美品のバーキンより高く売れることもあります。

状態ランクによって大きく買取価格が変わる

バーキンは高価なバッグですので、ファーストクラスでは状態の判断をかなり厳しく設けています。

実際に状態の良い美品のバーキンは中古需要が高い一方、状態が悪くなればなるほど需要が下がっていくため、状態による金額差も大きいです。

ファーストクラスでは状態のランクを下記のように設けています。

  • Nランク:新品未使用
  • SAランク:新古品、未使用保管品
  • Aランク:使用感がほぼない中古品
  • ABランク:やや小傷等はあるが、全体的に美品の中古品
  • Bランク:傷や使用感があるが、まだまだ使用可能な中古品
  • BCランク:傷や使用感がかなり多い中古品
  • Cランク:破損していたり使用に難がある中古品

実際に過去にCランクとご評価したバーキンはありませんが、かなり傷や汚れがあるバーキンであればBCランクのご評価になるケースもあります。

より高値が付きやすいラインとしては、最低でもABランク以上が基準となります。

まとめ

バーキンは中古市場でも人気が高く、正規店での入手が困難のため市場価格が非常に高いです。

特に「エトゥープ」「エタン」などのグレー系の定番色は、バーキンの中でももっともリセール率が高い色となっています。

グレー系は上記以外のいずれも人気が高く、新色なども定期的に発表されています。

どれもブルーやレッドなどよりは高くお買取ができる傾向にありますが、細かな色の違いによって金額差も出るためご注意ください。

ファーストクラスでは国内市場だけでなく海外市場も含め、常にバーキン市場動向を調査し最新の買取価格でのご案内を努めております。

お手元にご売却を検討されているバーキンがありましたら、お気軽にご相談ください。

>>バーキンの買取実績一覧

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この記事を監修した人

小林嶺

代表取締役

小林嶺