エルメスのバーキンの中でもっとも入手困難でかつ人気が高いモデルが“バーキンヒマラヤ”です。
特別なクロコ素材を用いて作られたバーキンヒマラヤは、生産数も極めて少なく定価800万円と非常に高額ながら、世界中で入手困難とされているバーキンとなります。
また中古市場では定価以上の金額で流通していて、リセール率が非常に高いのが特徴です。
ここではバーキンヒマラヤについて、また具体的な買取相場について解説しています。
エルメスのバーキンの中でもっとも入手困難でかつ人気が高いモデルが“バーキンヒマラヤ”です。
特別なクロコ素材を用いて作られたバーキンヒマラヤは、生産数も極めて少なく定価800万円と非常に高額ながら、世界中で入手困難とされているバーキンとなります。
また中古市場では定価以上の金額で流通していて、リセール率が非常に高いのが特徴です。
ここではバーキンヒマラヤについて、また具体的な買取相場について解説しています。
目次
バーキンヒマラヤは最高峰のバーキンだと言われています。
定価は800万円〜(サイズによって異なりますがおよそ800万円〜1,000万円前後)といった価格帯もさることながら、生産数が極めて少ないため、中古市場では2,000万円以上のプレミア価格が付けられているケースもあります。
ヒマラヤはクロコの中でも「ニロティカス」と呼ばれるナイルワニを原材料とした素材が使われています。
ニロティカス自体はエルメスのクロコ素材でも用いられていますが、ヒマラヤに用いられるのはその中からごく一部の極めて品質が良いと判断されたものだけです。
具体的には、下記等を満たすことがヒマラヤとして用いられる条件と推測されます。
※公開情報ではありませんのでご参考までに
通常のさまざまなカラーバリエーションがあるクロコのバーキンと異なり、ヒマラヤは素材を染色せずに用いて作られます。
そのため元々の素材が極めて良質なものだけがヒマラヤとして生産されるため、生産数自体が世界中で見ても極小なのです。
ヒマラヤではありませんが「バーキン オンブレ(リザードナチュラ)」も、天然素材をそのまま活かしたモデルとなっていて、こちらも非常に高いプレミア価値がついています。
ヒマラヤという名称の由来も、バーキンの中央に流れる白く美しいワニ革部分と、サイドの褐色部分とのコントラストを山脈に見立てていることから名付けられています。
ヒマラヤ山脈のような最高峰の品質にふさわしいネーミングとなっています。
クロコのバーキンの買取について詳しく見る
バーキン自体は生産数が年々増えていると言われています。
しかしそれに伴い需要も年々急上昇しているため、実際に入手しやすくなったと感じられている方はエルメスのVIP顧客の方の中でも少ないと思います。
またクロコのバーキンに関しては、元々通常のレザーのバーキンと比較すると、生産数が極めて少なく、好みの色のクロコのバーキンを入手すること自体非常に難易度が高いです。
バーキンヒマラヤはその中でも、もっとも入手しづらい部類に入ります。
実際に年間で見てもバーキンヒマラヤが販売されているのは数個から数十個程度だと予想されます。
その中から中古市場に流通する数は一桁程度です。
ですがエルメスファンの中ではバーキンヒマラヤは最高峰モデルとして有名なので、競争率は極めて高いのです。
バーキンだけではなく、様々なバッグでヒマラヤモデルは生産されています。
とはいえ、エルメスの定番モデルでしか生産されていないため、バーキン以外のヒマラヤを入手することも簡単ではありません。
具体的には以下のようなヒマラヤモデルが確認されています。
その他にも、定番のサンダル「オラン」や、財布などの革小物のヒマラヤモデルも存在します。
バーキンヒマラヤ以外のいずれもプレミア価格が付いていて入手が難しい傾向にあります。
バーキンヒマラヤは上記項目で解説したように、極めて入手困難なモデルであることから、定価以上でお買取できるケースが多いです。
定価も800万円以上と高額でありながら「買取相場1,000万円-1,500万円前後」が大まかな目安となります。
バーキンヒマラヤは通常バーキンと同じようにサイズ展開があります。
近年の傾向ですと、より小型のサイズほど中古市場では人気が高く高値が付きやすいです。
大まかなサイズによる買取金額の目安は以下となります。(※状態ABランク〜SAランクが目安)
バーキン35になると、定価は高いものの、やや買取相場が下がるためご注意ください。
バーキンヒマラヤは歴史があり、□L刻印(2008年)以降から現在に渡り、少数ながら生産され続けています。
中古市場に流通している品物は、2010年前後(□M、□N、□O等)の刻印が多く見られる印象です。
もっとも古い製造の品物は14年前のモデルとなり、最新の品物と比較すると買取相場も大きく変わってくるため注意が必要です。
実際に最新の刻印と2010年前後の刻印のバーキンヒマラヤでは、それだけで300万円前後買取価格が変わってきます。
バーキンヒマラヤも通常モデルと同じように金具の色がシルバーとゴールドの二種類展開されています。
シルバー金具のモデルの方が流通数は多く、ゴールド金具のモデルは希少性が高いです。
一般的な通常モデルのバーキンに関してもゴールド金具の方が人気が高い傾向にあり、同条件でもシルバー金具よりゴールド金具のバーキンは5万円-10万円程度買取相場が高い傾向にあります。
ヒマラヤに関しては、買取価格が高額なこともあり、ゴールド金具なだけで買取価格が50万円-100万円以上高くなることもあります。
最後にバーキンヒマラヤを売却する際に注意していただきたい項目を簡単ですがまとめています。
バーキンヒマラヤを売却する際には、付属品の有無も金額に大きく影響します。
特にこの二つは査定に大きく影響する付属品です。
バーキンヒマラヤのカデナにはバッグと同じようにヒマラヤ素材が施される特別仕様のものとなっていて、替えが効かないため単体でも数十万円以上の価値があります。
紛失してしまっている場合には仕方ありませんが、できるだけ揃えて売却することがおすすめです。
バーキンの中でも超高額なヒマラヤモデルは、状態に関する評価によって買取価格が大きく変わってきます。
Aランク→ABランクのように一つランクが下がるだけでも200万円-300万円くらい差が出るとお考えください。
状態に関しては、一般的なバーキンと同じように「角擦れ」「ハンドル汚れ」「内側の使用感」などを中心に判断させていただきます。
ここでは、それ以外の部分に関して少し解説しています。
バーキンの買取のポイントについて詳しく見る
バーキンヒマラヤはクロコ素材でかつ、ホワイトをベースとした薄めの色味が特徴です。
そのため、非常に色焼けしやすいという特徴があります。
色味に関しては個体差がありますが、新品状態のバーキンヒマラヤは中央のホワイトの部分とサイドの褐色部分との美しいコントラストがくっきりしています。
しかし直射日光などに曝されてしまうと、白い部分がやや茶色味がかってきてしまいます。
色焼けの度合いにもよりますが、状態が良くても本体が色焼けしてしまっていると大幅なマイナス評価となってしまいます。
クロコ素材は通常のレザーよりも表面が繊細です。
正直に申し上げて決して傷が付きづらかったり、頑丈だったりするわけではありませんので、使用に伴い擦れなどが出てしまうことも多いです。
しかしながら、どんなに状態が悪くても手を加えず現状のままでご売却いただいた方が高値が付きます。
エルメスでの正規メンテナンス以外で、ご自身や社外メンテナンスをしてしまうと査定が下がってしまうことがありますのでご注意ください。
バーキンヒマラヤは金額が大きい分、時期やトレンドによって数十万円から数百万円程度買取価格が変わることも多いです。
私たち買取店の立場から申し上げづらいことではありますが、バーキンヒマラヤのような高価な品物を売却する場合には相見積もりを取ることも重要だと思っております。
バーキンヒマラヤのような高価なモデルの査定においては、状態の判断や相場情報といった専門知識が極めて重要となります。
もちろん弊社ではバーキンヒマラヤに関しても、常に最新の相場情報をリサーチし、適正な買取価格を提示することを努めていますが、何社か検討相談された上でご納得いただき売却いただくことを最重要だと考えております。
幻のバーキンとされる“バーキンヒマラヤ”は名前の通り、非常にプレミア価値が高い究極の一品です。
バッグなどの革製品に関しては、定価が高くなればなるほど買取率が下がってしまうものがほとんどです。
ですが、生産数がごくごく少数のバーキンヒマラヤだけで、市場に出回れば常に定価以上で取引されています。
ファーストクラスではバーキンをはじめとするエルメス製品を力を入れてお査定しております。
常にヒマラヤをはじめとする珍しいバーキンの最新の相場情報を取り入れ、最適なお買取価格の提示を努めております。
ご売却を検討されている品物がお手元にある場合には、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
出張買取をご希望される方は、以下の項目を入力して日時をご指定いただくと査定員がご自宅にお伺いいたします。
ご自宅にいながら商品を送るだけで査定額が分かります。配送費は当社がご負担いたします。