バーキンで一番の人気色「ローズサクラ」の買取相場について徹底解説
エルメスのバーキンは中古品でも定価以上で売却できる可能性も高く、もっともリセール率に優れたブランドバッグです。
今回ご紹介する「ローズサクラ」は数あるバーキンのカラーの中でも、プレミア価値がもっとも高く、一番定価で入手しづらいカラーのバーキンの一つとなっています。
そのため中古市場での人気も高く、買取相場も非常に高額となる傾向にあります。
近年では買取価格が200万円以上となるケースが多く、バーキンで一番高く売れるカラーとして絶大な人気を誇っています。
バーキンで一番人気のローズサクラ
バーキンはカラーバリエーションが非常に多く、色によって定価は変わらないものの、中古市場での価格は色の人気によって大きく異なります。
一般的には定番と呼ばれるカラーには以下のようなものが上げられ、中古市場での人気も高いです。
- ブラック
- エトゥープ
- ゴールド
- エタン
基本的にはブラックやグレー系などシンプルなカラーの人気が高い傾向にあります。
しかしローズサクラは珍しい桜色のバーキンということで、発売当初から人気が非常に高く、国内市場だけでなく海外市場からも需要が高いため極めて高額となっています。
ローズサクラは2015年の新色として登場
ローズサクラは薄いピンク色が特徴のカラーで、2015年(T刻印)に新色として登場しました。
それ以降は少数の生産となっており、最新刻印なども製造はされているものの、中古市場への流通数も少なく相場を維持し続けています。
色のトレンドによって相場が上下しやすいエルメス製品ですが、ローズサクラは常にプレミア価値が高いバーキンとして知られています。
主にバーキン25で展開されている
ローズサクラは小型のバーキン25のみ生産されています。(※パーソナルオーダー品は除く)
現在バーキン25の相場が全サイズでもっとも高額となっていることも、買取相場が高い要因の一つです。
また、バーキン25のみで展開されていることから、全体の流通数も少なくより高いプレミア価値がついているとも考えられます。
バーキン以外のローズサクラのバッグ
ローズサクラはバーキンだけの固有の色ではなく、その他エルメスの人気バッグでも使われています。
- ケリー
- コンスタンス
- ボリード
- ピコタンロック
これらのモデルのローズサクラの品物は、一般的なカラーと比較すると相場も高い傾向にあります。
ただしローズサクラのいずれのモデルも生産数が極めて少ない傾向にあり、中でもバーキンのローズサクラは別格の人気を誇ります。
ローズサクラの素材バリエーション
ローズサクラは基本的には「スイフト」で展開されていて、それ以外にも「シェーブル」「ジョナサン」、オーダー品のみ「エプソン」でも展開されています。
トゴやトリヨンでは作られていませんが、ローズサクラの色の人気が極めて高いため、一般的には値段がつきづらいスイフト素材においても買取相場が高いです。
ローズサクラに似た色について
エルメスのピンク系のカラーはバリエーションが多く、薄めのピンクから濃いピンクまで含めると20色以上が確認されています。
中でも下記の色は特にローズサクラに似た色とされているカラーです。
- モーヴシルベストル
- モーヴペール
- ローズドラジェ
- ローズコンフェッティ
いずれもローズサクラに似た薄ピンクのカラーとなっていますが、中古市場ではローズサクラほど高く評価されていないので注意が必要です。
ローズサクラのバーキンの買取相場について
ローズサクラのバーキンは、カラーの中ではもっとも人気が高く、確実に定価以上で売却できることが特徴です。
ここでは弊社の買取事例を交え、具体的な買取相場について解説しています。
中古品の買取相場は200万円前後
バーキン(ローズサクラ)の相場はバーキンの高騰に比例し上昇しています。
中古品の場合、状態のランクによって金額が異なりますが、大まかな目安は以下となります。
- 中古Aランク(傷や汚れがほとんどない中古品):220万円前後
- 中古ABランク(僅かに傷や汚れがある中古品):190万円前後
- 中古Bランク(使用感が見られる中古品):140万円前後
- 中古BCランク(かなり使用感が見られる中古品):100万円前後
数が多く流通しているわけではないため、状態ランクの評価によって大きく買取価格が異なります。
中古ABランク以上とご評価できる品物であれば、ほぼ確実に定価以上でのお買取が可能となります。
年代によって若干相場が異なる
ローズサクラのバーキン25は全てT刻印(2015年)以降の製造となります。
ですが最新の刻印と、もっとも古いT刻印の品物では、それ以外が同条件だと仮定しても20万円-30万円前後で買取価格に差が出てしまいます。
どのバーキンにも共通して言えますが、製造は新しいものほど高値が付きやすいです。
シルバー金具よりゴールド金具の方が高値
通常のバーキンと同様にシルバー金具よりゴールド金具の方がやや高価な傾向にあります。買取価格の差は10万円-20万円前後となります。
生産数はシルバー金具の方がやや多い印象でどちらも高価ではありますが、ゴールド金具(ローズゴールド金具も含む)のモデルはより高値でのお買取が可能です。
新品の買取相場は250万円以上
新品でのお買取の場合には、買取相場は250万円前後となります。最新の製造刻印のお品物であれば上限は300万円前後です。
現在のバーキン25スイフト素材の定価が180万円ほど(※2024年6月現在)のため、新品は定価を大きく上回る金額でのお買取が可能となっています。
素材の違いによる買取相場の傾向
ローズサクラのバーキンでもっとも生産数が多いスイフト素材を基準とすると、「シェーブル素材はスイフトより値段が付きづらく、ジョナサン、エプソン素材はスイフトよりやや値段が付きやすい」傾向にあります。
シェーブル素材は、バーキンだけでなく革小物などで多く使用される山羊革の素材となっており、バッグに使われるエルメスの素材の中では他の素材よりも中古市場での人気が低いです。
反対にジョナサン、エプソンは硬めの素材となっているため、耐久性や傷の付きづらさなどから中古市場での人気が高い傾向にあります。
いずれにせよローズサクラのバーキン自体が希少で人気が高いため、状態がABランク以上であれば素材に関わらず定価以上の金額提示は可能となっています。
まとめ
ローズサクラは薄いピンク色という、エルメスの中では珍しい色であることから、非常に人気の高い色となっております。
新色として登場した2015年当初は、エルメスの多くのバッグや革小物などでローズサクラの製品が生産されましたが、年々生産数も減り希少価値が上がり相場も高騰傾向にあります。
特に今回ご紹介した「バーキン25ローズサクラ」に関しては、中古市場でも高いプレミア価値があり、中古品でも定価以上でのお買取が可能な場合が多いです。
弊社が運営する「FIRSTCLASS-ファーストクラス-」では、エルメスのお品物をメインに取り扱いしており、常に最新の相場を元に適切な買取価格のご提示を努めています。
ご売却を検討されているお品物がありましたら、お気軽にLINEやお電話にてお問合せください。
この記事を監修した人
代表取締役
小林嶺