バーキンで高値が付きやすい素材はトゴ!?廃盤素材や現行素材も含めた素材別の買取価格を比較

最終更新日:2022/08/25
公開日:2022/05/12

バーキンは大きく以下の項目によって買取価格が決まります。

  • 本体カラー
  • 素材
  • 金具のカラー
  • 製造年
  • 状態ランク

今回はその中から「素材」の部分に関して、詳しく解説していきたいと思います。

実際にどの素材のバーキンが高いのか?素材によってどれくらい買取価格の差が出るのか?といった項目をファーストクラスの実際の買取事例を交えてご紹介します。

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目次

バーキンで用いられる素材別の買取傾向

バーキンに用いられる素材は多く、素材によって質感や風合いが異なります。

あくまで中古市場の人気の観点からすると「傷が付きづらい素材」「普段使いに適した素材」が人気の傾向にあります。

また新しい素材ほど買取相場が高いことが言えます。

現行で使われている素材は高値が付きやすい

現在バーキンで主に使用される素材は以下です。

  • トゴ
  • エプソン
  • トリヨンクレマンス
  • スイフト

中でも現在の流行や人気の傾向としては「トゴ」「トリヨンクレマンス」といった革の質感がそのまま活かされている素材の方が人気です。

スイフトは発色の良さから鮮やかな色に用いられることが多い素材ですが、爪傷が目立ちやすいため、中古市場での人気はやや低めとなります。

上記以外にも数は少ないですが「トリヨンモーリス」「トリヨンノビーヨ」「マダム」「ジョナサン」「ボックスカーフ」「タデラクト」といった素材も現行で使われています。

いずれにせよ廃盤となった素材よりも原稿素材を用いたバーキンの方が買取相場も高いです。

廃盤となった素材は安くなる

廃盤となっている素材の代表例は以下のものです。

  • アルデンヌ
  • クシュベル
  • フィヨルド
  • ヴァッシュ

山羊革の「シェーブル」や水牛革の「ブッフル」なども廃盤のような扱いではありますが、パーソナルオーダー品などの極小水に限り現行品でも生産されています。

エルメスは廃盤と指定してはいませんが、上記素材は現行品のバーキンではほぼ用いられていません。

そのため上記の素材のバーキンは製造が20年ほど前のモデルが多く、素材の人気も低く買取相場は安値になってしまいます。

珍しい素材は近年買取相場が上昇中

古い素材は買取相場が安くなってしまう傾向にありますが、一部珍しい品物に限り相場が極めて高騰している素材もあります。

  • ヴィブラート
  • トワル〜(トワルアッシュ・トワルオフィシエ・トワルジーン・トワルポタモスなど)
  • クリノラン
  • ダルメシアン

これらはほぼ全て現行品では用いられていない素材ですが、いずれも短い期間でしか生産されておらず、見た目の奇抜さや珍しさから希少なバーキンとなっていて、通常の素材よりも高くお買取が可能です。



トワルアッシュなどをはじめとするキャンバス素材のバーキンも、数年前まではレザーのバーキンよりも人気が低い傾向にありましたが、年々市場への流通数が少なくなってきていて、SNSなどでは珍しいバーキンとして注目を集めたことで相場が急上昇しています。

その他にも山羊革を織り重ねた「ヴィブラート」、水牛のレザーに水玉模様のような染色がされた「ダルメシアン」、馬の尾の毛と麻を織り込んだ「クリノラン」など、珍しい素材のバーキンは現在人気が高まっています。

こうした希少な素材のモデルは、通常の品物よりも高価でお買取できる傾向にあります。

珍しい素材のバーキンについて詳しく知る

クロコやオーストなどエキゾチックレザーの高値傾向

「クロコ」「オーストリッチ」「リザード」などのエキゾチックレザー製のバーキンは、より高級なバーキンとして希少性が高いモデルです。

ただし近年は定価が非常に高額となっていて、買取率は決して高くないというのが現状です。

中古品の場合だと特に言えることで、

  • 定価600万円のクロコのバーキン→買取相場300万円
  • 定価150万円のレザーのバーキン→買取相場120万円

ただし近年は「リザードのバーキン」は買取相場が高くなっていたり、「オンブレ(リザードナチュラ)」「ヒマラヤ(ニロティカスマット)」などその中でもより特別なバーキンには大幅なプレミア価値がついている例もあります。

一般的には、通常のレザーのバーキンの方が金額こそ安いですが買取率が高く、エキゾチックレザーのモデルは高値が付きづらいというのが正直なところです。

エキゾチックレザーのバーキンについて詳しく見る

素材による買取価格の差を比較

買取相場が高い素材の条件が以下の点だということはお分かりいただけたかと思います。

  • 傷がつきづらい
  • 廃盤ではない現行素材
  • その他珍しい素材

では実際に素材によって「どれくらい買取価格が変わるのか?」という点について、ファーストクラスの実際の買取事例を交えてご紹介します。

似た素材でも新旧で万円変わる


こちらは人気のゴールドとブラックで、カラーの人気の差はほぼありません。しかし素材が廃盤となった「クシュベル」と現行素材の「エプソン」という違いがあります。

この二つの素材は質感がかなり似ていて、エプソンはクシュベルを元に改良された素材とされています。

ほぼ似たような素材ですが、それだけでも買取価格は大きく変わってきます。

エルメスの素材は、下記のように改良されて、廃盤となった素材も多いです。

  • アルデンヌ(廃盤)→トゴ(現行)
  • フィヨルド(廃盤)→トリヨンクレマンス(現行)
  • クシュベル(廃盤)→エプソン(現行)

同じような質感の素材でも、旧素材と現行素材というだけで買取価格が30万円以上変わってくるケースもあります。

中古でも値段が付きやすい「トゴ」「トリヨンクレマンス」

上の項目でも軽く触れましたが、現在もっとも値段が付きやすい素材は「トゴ」「トリヨンクレマンス」です。

新品中古問わず高値が付きやすい理由は「傷が目立ちにくい」「傷があっても綺麗に見えやすい」といった部分が大きいです。

特に爪傷などが目立ちやすい「スイフト」「ボックスカーフ」「エヴァーカラー」といった素材は、同じABランクでも値段は付きづらい傾向にあります。



バーキンの買取相場はサイズや素材による定価の高さや流通数の少なさではなく、あくまで人気によって決まります。

近年のバーキンはトゴ素材の展開が多く、エプソンやスイフト、ましてやボックスカーフのモデルなどは希少価値は高いです。

しかしそれでも中古市場で人気があるのはトゴ素材となっていて、買取相場も高いのです。

まとめ

ここではバーキンの素材による買取価格の違いや高値が付きやすい素材の傾向について、実際の買取事例を交えて解説していきました。

素材の人気はトレンドや時代によって異なります。

現在一般展開されているバーキンの素材の中では「トゴ>トリヨンクレマンス>エプソン>スイフト」という順で人気が高いです。

数年前エプソンはトゴと同等くらいの人気でしたが、近年やや人気が後退気味です。

また細かくは「ローズサクラのスイフトは人気が高い」「白系のエプソンxゴールド金具の組み合わせは人気」など、組み合わせによって必ずとは言えないのも事実です。

ファーストクラスでは、バーキンの人気やトレンドを世界中のマーケットから常に情報収集し、どこよりも最新かつ最適な買取価格のご提示に努めています。

お手持ちのバーキンのお査定を検討されている場合には、是非お気軽にご相談ください。

PROFILE この記事を書いた人

小林 嶺

代表取締役

FirstClassを運営する株式会社アンダーグルーヴ代表取締役。 査定歴:6年 わたしたちのサービスをご利用いただく方には“ブランド買取店を初めて利用した”とのお声も多くいただいております。弊社サービスだけでなく、買取店は上手に利用していただくことで、生活をより豊かにし、経済のサイクルを回す役目を担うことにも繋がります。 その中でもファーストクラスをご利用いただいたお客様一人一人と末長くお付き合いができるよう、誠心誠意サービスを通して努めてまいります。

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