バーキンで高値が付きやすい素材はトゴ!?廃盤素材や現行素材も含めた素材別の買取価格を比較

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バーキンの買取価格は以下の項目によって変わってきます。

  • 本体カラー
  • 素材
  • 金具のカラー
  • 製造年
  • 状態ランク

その中でも「素材」の違いに関して、詳しく解説していきたいと思います。

どの素材のバーキンが高いのか?

素材によってどれくらい買取価格の差が出るのか?

実際の買取事例を交えてご紹介します。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-のバーキン買取

バーキンで用いられる素材別の買取傾向

バーキンに用いられる素材には種類が豊富で、素材によって質感や風合いが異なります。

中古市場の人気といった観点でみると「傷が付きづらい素材」「普段使いに適した素材」が人気の傾向にあります。

また、廃盤となった素材も多い、現行品で用いられている新しい素材ほど買取相場が高いです。

現行で使われている素材は買取価格が高い

現行品でも一番使われているトゴ素材
現行品でも一番使われているトゴ素材

現在バーキンで主に使用される素材は以下です。

  • トゴ
  • エプソン
  • トリヨンクレマンス
  • スイフト

現在の人気の傾向としては「トゴ」素材の人気が高いです。生産数も多く、バーキンの定番素材として定着しつつあります。

似た特色の「トリヨンクレマンス」も同じくらい人気で、「エプソン」は硬めの素材で二つと比較すると、やや劣化しやすいという欠点があります。

「スイフト」は発色の良さから、鮮やかな色のバーキンで用いられることが多い素材ですが、爪傷が目立ちやすいため、中古市場での人気はやや低く、定価は高いものの高値がつきづらい素材です。

上記以外にも「シェーブル」「トリヨンモーリス」「トリヨンノビーヨ」「マダム」「ジョナサン」「ボックスカーフ」「タデラクト」といった素材も、少数ですが現行で生産されています。

いずれにせよ廃盤となった素材よりも、現行で用いられる素材のバーキンの方が買取相場も高いです。

廃盤となった素材は買取価格が安い

今は使われていないアルデンヌ素材のバーキン
今は使われていないアルデンヌ素材のバーキン

廃盤となっている素材の代表例は以下です。

  • アルデンヌ
  • クシュベル
  • フィヨルド
  • ヴァッシュ

これらの素材は現行品のバーキンではほとんど用いられておらず、廃盤素材と位置付けられています。

古いアイテムが多いため、現行素材と比較すると買取価格はやや低くなってしまいます。

特に「アルデンヌ」「クシュベル」などは古いバーキンで多く用いられていたため、中古市場に流通数が多いです。

ただし状態の良い品物の数は年々減ってきており、バーキンの相場は上昇しているため、廃盤素材でも状態が極めて良好である場合には、現行素材同様高くお買取できる事例も増えてきています。

珍しい素材は近年買取相場が上昇中

古い素材は買取相場が安くなってしまう傾向にありますが、一部珍しい品物に限り相場が極めて高騰している素材もあります。

  • ヴィブラート
  • トワル(トワルアッシュ・トワルオフィシエ・トワルジーン・トワルポタモスなど)
  • クリノラン
  • ブッフル(ダルメシアンに限る)

これらは通常のレザー素材と比較すると、いずれも生産数が少ないです。

レザー以外の素材を用いた希少なバーキンは、古いアイテムでも通常の素材よりも高くお買取が可能です。

トワルアッシュなどをはじめとするキャンバス素材のバーキンも、数年前まではレザーのバーキンよりも人気が低い傾向にありましたが、年々市場への流通数が少なくなってきていて、SNSなどでは珍しいバーキンとして注目を集めたことで相場が急上昇しています。

その他にも山羊革を織り重ねた「ヴィブラート」、水牛革(ブッフル)に水玉模様のような染色がされた「ダルメシアン」、馬の尾の毛と麻を織り込んだ「クリノラン」など、珍しい素材のバーキンは現在人気が高まっています。

こうした希少な素材のモデルは、通常の品物よりも高価でお買取できる傾向にあります。

クロコやオーストなどエキゾチックレザーの高値傾向

「クロコ」「オーストリッチ」「リザード」などのエキゾチックレザー製のバーキンは、より高級なバーキンで希少性が高いアイテムです。

ただし、定価が非常に高額なため、通常のレザーと比較するとリセールバリューは下がる傾向にあります。

一般的には、通常のレザーのバーキンの方が金額こそ安いですが買取率が高く、エキゾチックレザーのモデルは高値が付きづらいというのが正直なところです。

近年は「リザード素材」のバーキンは買取相場が高くなっていたり、「オンブレ(リザードナチュラ)」「ヒマラヤ(ニロティカスマット)」など、エキゾチックレザーの中でも、より希少なバーキンには大幅なプレミア価値がついている例もあります。

素材による買取価格の差を比較

買取相場が高い素材の条件が以下の点だということはお分かりいただけたかと思います。

  • 傷がつきづらい、目立ちにくい素材
  • 現行で使われている素材
  • その他珍しい素材

では実際に素材によって「どれくらい買取価格が変わるのか?」という点について、ファーストクラスの実際の買取事例を交えてご紹介します。

似た素材でも買取価格が30万円変わるケース

こちらはカラーがすべてブラックのバーキン30です。しかし素材と年代がいずれも異なります。

素材の質感はいずれも近しい傾向にありますが、それぞれ買取価格は大きく変わってきます。

  • アルデンヌ(廃盤)→トゴ(現行)
  • フィヨルド(廃盤)→トリヨンクレマンス(現行)
  • クシュベル(廃盤)→エプソン(現行)

同じような質感の素材でも、旧素材と現行素材というだけで、買取価格が30万円以上変わってくるケースもあります。

中古でも値段が付きやすい「トゴ」「トリヨンクレマンス」

現在もっとも値段が付きやすい素材は「トゴ」「トリヨンクレマンス」です。

新品中古問わず高値が付きやすい理由は「傷が目立ちにくい」「多少傷があっても綺麗に見えやすい」といった部分が大きいです。

爪傷などが目立ちやすい「スイフト」や「ボックスカーフ」といった素材は、状態ランクが同じでも値段は付きづらい傾向にあります。

人気は今度変わってくる可能性がありますが、現在は「トゴ素材のバーキン」がもっとも高値がつきやすいです。

まとめ

ここではバーキンの素材による買取価格の違いや高値が付きやすい素材の傾向について、実際の買取事例を交えて解説していきました。

素材の人気はトレンドによって変わってくる要素です。

現在一般的に展開されているバーキンの素材の中では、「トゴ>トリヨンクレマンス>エプソン>スイフト」という順で人気が高いです。

ファーストクラスでは、バーキンの人気やトレンドを世界中のマーケットから常に情報収集し、どこよりも最新かつ最適な買取価格のご提示に努めています。

お手持ちのバーキンのお査定を検討されている場合には、是非お気軽にご相談ください。

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この記事を監修した人

小林嶺

代表取締役

小林嶺