バーキンタッチの特徴や定価はいくら?リアルな買取相場についても徹底解説

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「HERMES(エルメス)」の“バーキンタッチ”は2018年新作として発表されたアイテムです。

通常のバーキンとの違いは、本体とフラップ(ハンドル)部分に違う素材を使用していることで、中古市場でも高額で流通している人気バーキンとなっています。

主にエキゾチックレザー(クロコなど)を組み合わせたモデルが多く、入手が難しいプレミア価値の高いバーキンです。

ここでは、バーキンタッチの特徴や現在、実際のファーストクラスの買取事例を交え、具体的な買取価格についても解説しています。

FIRSTCLASS-ファーストクラスのバーキン買取

バーキンの買取実績一覧

バーキンタッチとは

異なる二つの素材を用いたバーキン
異なる二つの素材を用いたバーキン

2018年にエルメスより新作として発表された「バーキンタッチ(Birkin Toutch)」は、フラップ部分と持ち手部分に本体とは異なる素材が用いられたモデルです。

基本的には、本体部分に通常のレザー(トリヨンクレマンスやトゴ)、フラップとハンドル部分にはクロコ素材(ニロティカスやアリゲーター)を用いたアイテムが一般的です。

通常のバーキンより、ラグジュアリー性の高いアイテムで、市場価格が極めて高いです。

二種類の素材が使われている

バーキンタッチは2018年に登場して以来、現行品としても生産されています。

2018年に初登場したバーキンタッチは「トゴ」もしくは「トリヨンクレマンス(一部トリヨンノビーヨ)」素材をベースに、フラップとハンドル部分が「クロコ素材(アリゲーター、ニロティカス、ポロサスのいずれか)」となっているモデルでしたが、近年ではベースにオーストリッチを使用したモデルや、クロコの代わりにリザードを用いたモデルなども確認されています。

バーキン以外のタッチも展開されている


ベルトとハンドルが別の素材のケリータッチ
ベルトとハンドルが別の素材のケリータッチ

バーキンタッチ以外にも、現在下記のようなタッチモデルが展開されています。

  • ケリータッチ(ハンドルとベルト部分が別素材)
  • ピコタンロックタッチ(持ち手部分が別素材)
  • リンディタッチ(ショルダー部分が別素材)
  • サックヴァンキャトルタッチ(ハンドルとベルト部分が別素材)
  • ロデオタッチ(鞍部分が別素材)

モデルによって、どこに別の素材が使われるかは異なりますが、通常のレザーモデルよりも豪華な仕様となっており、いずれも入手しづらいアイテムとなっています。

バーキンタッチの定価について

通常モデルより高額となるバーキンタッチ
通常モデルより高額となるバーキンタッチ

バーキンタッチは現在「バーキン25」「バーキン30」でのみ展開されています。大型のバーキン35やバーキン40ではタッチは生産されていません。

2023年12月時点での定価は下記となっています。

サイズ国内定価(税込)
バーキン25タッチ(トゴ・アリゲーター)2,904,000円
バーキン30タッチ(トゴ・アリゲーター)3,334,000円

全てがクロコ素材のバーキンは定価700万円以上となっていて、タッチはおよそ半分くらいの金額設定となっています。

バーキンタッチの買取価格について

バーキンタッチは中古市場の流通数も少なく、高額で取引されるバーキンの一つです。未使用品であれば300万円以上が買取価格の目安となります。

近年は特にバーキン25の相場が高騰していることもあり、中古品でもあっても定価以上とほぼ同額程度でお買取できるケースも出てきました。

2018年の初登場時と比べると、定価も100万円以上あがっているため、古い品物の方がリセールバリューが高い状況です。

また、バーキンタッチにおいても通常のバーキンと同じように色や素材によって買取価格が異なります。

バーキンタッチで高値が付きやすい色

バーキンはよりシンプルなカラーの方が中古需要が高く、買取相場が高い傾向にあります。

バーキンタッチはそこまでカラーバリエーションが多くありませんが、一番高値が付きやすいのは「ブラック」や「ベトン」といったモノトーン系のカラーです。

基本的にバーキンタッチで展開されているカラーは、ブラックに近い「ブルーアンクル」「ブルーマリン」「ルージュアッシュ」「レザン」など暗めものが多いですが、ブラックと比較すると30万円前後買取価格が下がってしまう傾向にあります。

バーキンタッチで高値が付きやすい素材

バーキンタッチはメインで使用される素材は「トゴ」「トリヨンノビーヨ」の二種類で、この二つに大きな人気の差はありませんが、どちらかといえばトゴの方が人気は高いです。

素材においてより重要なのが「クロコ素材の部分」となります。

エルメスで用いられるクロコ素材は以下の三種類です。

  • クロコダイル アリゲーター
  • クロコダイル ニロティカス
  • クロコダイル ポロサス

アリゲーターとニロティカスは定価こそ同額ですが、中古市場ではニロティカスの方が人気が高く、より高値が付きやすい傾向にあります。

ポロサスに関しては、上二つよりさらに高級なクロコ素材に位置付けされていて定価も高いですが、生産数も少なくクロコ素材の中でも一番高額でのお買取が可能です。

バーキンタッチやケリータッチは定価以上の高価買取

エキゾチックレザー素材が一部に使用されている「タッチ」モデルの中では、バーキン25タッチ、ケリー25タッチであれば現状定価と同等の金額でのお買取が可能となっています。

新品の買取相場の目安は以下です。

  • バーキン25タッチ(新品)買取目安:300万円-350万円前後
  • ケリー25タッチ(新品)買取目安:260万円〜前後

色や素材の種類によっても若干異なりますが、サイズが小型のアイテムであれば、定価を上回る買取価格でのご案内が可能です。

ただしピコタンやリンディなどのタッチモデルになると、品物によっては定価を下回るケースも多いです。

タッチモデルだから確実に定価以上でお買取ができるというわけではなく、人気の高いバーキン25やケリー25などのモデルに関してのみ定価以上でお買取が可能です。

現在の相場だとオールクロコのバーキンは、定価が極めて高額なため定価以上でお買取できる品物はごく一部となります。

リセールバリューで比較すると、オールクロコのバーキンよりもタッチモデルの方が優れています。

生産中止の噂もあり今後プレミア化の可能性あり

バーキンタッチは初登場からすでに5年が経過していて、生産終了の噂もあるため、いつ廃盤となってもおかしくはありません。

過去にもバーキンやケリーの変わったモデルは多数登場していて、ある程度の期間が経つと生産終了するケースがほとんどです。

一部パーソナルオーダー品のみ生産され続ける例もありますが、変わったモデルの多くは生産中止によって相場が高騰しています。

バーキンタッチに関しては、現在すでに定価以上で市場に流通しているため、生産中止になってすぐ大幅に高騰することはないかもしれませんが、過去に登場した珍しいバーキンのように徐々に価値が上がっていくことは考えられます。

まとめ

バーキンタッチは通常のバーキンよりワンランク上のプレミアバーキンとして人気の高い一品です。

近年はバーキン以外にもケリーをはじめとする様々なタッチモデルが登場していますが、その中でもバーキンタッチがもっとも入手しづらくプレミア価格が付いています。

元々の生産数も多くはなく、今後は生産終了が噂されていることもあり、少しずつ相場も上昇していて、高額なモデルながら値落ちしづらい人気モデルとなっています。

ファーストクラスではバーキンをはじめとするエルメス製品をより専門に取り扱いしており、最新の相場に応じて買取金額のご案内をしています。

お手持ちのバーキンタッチなどのご売却を検討されている場合には、是非お気軽にご相談いただけますと幸いです。

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この記事を監修した人

小林嶺

代表取締役

小林嶺