定価以上で買取できるバーキンの条件は?プレミア価格が付く色や素材の組み合わせ

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新品のバーキンはモデルによっては、定価を大きく上回る金額でお買取可能なケースがあります。

ただし、定価以上でお買取できるバーキンを知るためには、人気トレンドが大きく関わってくるため注意が必要です。

同じ新品のバーキンでも、サイズや色、素材によって金額も変わってきます。数年前と比較し、全体的に相場が上がっているため、人気の高いバーキンは、中古品でも定価以上でお買取できるケースも増えてきました。

ここでは、実際にどういった条件のバーキンであれば、「定価以上で売却することができるのか?」という点について詳しく解説しています。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-のバーキン買取

定価以上で買取できるバーキンの傾向

人気の高いバーキン25定番色
人気の高いモデルほど高価買取可能

定価以上で買取可能なアイテムは、バーキンの中でも人気が高い「サイズ」「色」「素材」であることが重要です。

加えて製造年が新しいことも、有利な条件となります。

バーキンはどんなモデルでも、基本的に正規店で購入するのは難しい状況です。

ですが、中古市場においては、組み合わせによって大きく金額が変わり、新品であっても人気が高く定価以上で買取できるバーキンと、人気が低く定価を下回ってしまうバーキンがあります。

バーキンの定価について

現在の主要なバーキンの国内定価は以下となっています。

サイズ素材税込定価
バーキン25トゴ・トリヨン1,474,000円
バーキン25エプソン(セリエ)1,584,000円
バーキン25スイフト1,540,000円
バーキン25オーストリッチ2,871,000円
バーキン25リザードオンブレ3,080,000円
バーキン25クロコダイル6,391,000円〜
バーキン30トゴ・トリヨン1,639,000円
バーキン30エプソン1,606,000円
バーキン30オーストリッチ3,344,000円
バーキン30クロコダイル6,853,000円〜
バーキン35トゴ・トリヨン1,804,000円
バーキン35エプソン1,738,000円
バーキン35オーストリッチ3,597,000円
バーキン35クロコダイル8,129,000円〜
バーキン40トゴ・トリヨン1,947,000円

定価が高額な「クロコ素材」「オーストリッチ素材」に関しては、新品であっても定価以上での買取はかなり難しい状況となっています。

買取査定において、定価以上の金額が付きやすいバーキンは、バーキン25、30の通常の革素材のモデルとなります。

バーキン35、40に関しては、定価が高いため、人気が高い色と素材の組み合わせでない場合、定価以下となってしまうこともあります。

定価以上で売却できる色と素材の組み合わせ


バーキンを定価以上で売るためには、色と素材の組み合わせが非常に重要ですが、特に重要なのは色です。

エルメスの中でも「定番色」とされる需要が高い色に関しては、買取価格も極めて高い一方、人気の低い色は買取価格が大きく下がります。

素材に関しては、「トゴ」「トリヨンクレマンス」「エプソン」が人気で、シルバー金具よりゴールド金具の方が、より高価なお買取が可能となっています。

また限定品のバーキンなども、定価以上でお買取できる可能性が高いです。

定価以上で売却できるエルメス定番色のバーキン

バーキン25、30であれば、確実に定価以上でお買取できるのが以下の色です。

  • ブラック
  • エトゥープ
  • エタン
  • ゴールド

これらはエルメスの定番色で、需要が高く常にプレミア価格で流通しています。

バーキンの相場自体が極端に下がってしまわない限り、買取査定でも定価以上のご提示が可能です。

現在の買取相場(2023年7月現在)ですと、定番色の「バーキン25は定価プラス100万円-150万円前後」「バーキン30は定価プラス50万円-100万円前後」がお目安となっています。

また、グレー系の「トゥルティエールグレー」「グラファイト」「グリアスファルト」「グリメイヤー」や、アイボリー系の「クレ」「ナタ」「ベトン」「トレンチ」であれば、同じように定価以上で買取できるアイテムが多いです。

相場が高騰しているトレンドカラー

流行によって大きく相場が高騰している色もあります。

現在のトレンドで市場価格が非常に高騰しているのが以下の色です。

  • ローズサクラ
  • ニューホワイト、マッシュルームなどホワイト系

ローズサクラは2016年に登場した薄いピンク系の色味で当初から人気が高い傾向にありましたが、以降も少数で生産されており、定番色と同様に買取相場が非常に高いです。

2022年に登場した同系統の「モーブペール」も、比較的人気が高いです。

また、「マッシュルーム」「ニューホワイト」といった白系のカラーも近年多く登場していて、定番色ともさほど変わらないほど買取相場が高い傾向にあります。

現在の買取相場だと、以下のようなモデルは極めて高額な買取価格となっています。

モデル詳細新品買取相場
バーキン25(ローズサクラ/スイフト/GLD金具)280万円前後
バーキン30(クレ/トゴ/RGLD金具)260万円前後

トレンドカラーは相場の上下動が激しいため注意

注意しなくてはならないのが、これらのトレンドによる価格高騰は定番色と異なり相場が変動しやすいことです。

一旦相場が下がってしまうと、大きく高騰していた分、下がる幅も数十万円単位と大きく、売り時の見定めが難しい傾向にあります。

そのまま人気が衰えず、新たな定番色と位置づけされることも考えられますが、特にビビット系のカラーで人気が定着した例はほぼありません。

昔のエルメスでは定番とされていた「ブルージーン」などのカラーも、現在ではかなり値段がつきづらくなっています。

サイズによって定価以上のラインが変わる

現状の相場だと、バーキン25、30のサイズであれば、ほとんどのアイテムで定価を切ることはありません。

バーキン25であれば確実に定価以上です。

バーキン30も鮮やかなビビットカラーでかつ人気の低いスイフト素材、シルバー金具のモデルなどでない限りは、まず新品で定価以下となることはありません。

バーキン35からは定価以下となるモデルも増える

大型のバーキン35は、小型サイズと比較すると人気が下がります。定価は大きいサイズの方が高くなるため、定価以上というハードルが上がってきます。

上記した定番色やグレー系など人気の高い色、人気の高いトゴやトリヨンクレマンスの素材などの条件を満たさないアイテムに関しては、定価同等の買取価格が目安となります。

バーキン40はメンズ需要が高いためカラーによる差が大きい

バーキン40は数少ないメンズ需要の方が高いバーキンサイズです。

ブラックやグレー、ネイビーといった色は人気の反面、鮮やかなカラーは極端に需要が下がってしまうため、買取価格の差が大きいです。

定番のブラック、トゴ素材のモデルなどはやや定価以上でお買取可能ですが、全体的には少し下回ってしまう可能性が高いサイズとなっています。

また古い品物の需要が少なく、古い中古品になると値段がつきづらい特徴もあります。

新品バーキンは相場変動に大きく影響される


バーキンの相場は変動しやすい
バーキンの相場は変動しやすい


新品のバーキンは相場変動が大きく、一ヶ月や数週間で数十万円の上下が起きることも珍しくありません。

単純な人気というよりも、正規店での販売数や、中古市場の流通状況、為替の円相場等、様々な項目が影響するため、細かな上下を予測することは困難です。

定価を大きく上回っているバーキン25の買取相場が、一ヶ月で定価以下となることは考えづらいです。

しかし、同額程度の相場のバーキン35など、中古市場でやや不人気のモデルに関しては、定価以上で売却できるかどうか、時期によって異なる傾向にあります。

現在の新品相場は高いの?

エルメス全体の人気は、ブランドのマーケティング、SNSの普及などにより長い目で見ると右肩上がりで上昇しています。

実際にエルメスの売上高は近年非常に好調です。

参考リンク

エルメス、21年上半期は70%増収 売上高の半分以上は日本を含むアジア太平洋地域

バーキンやケリーといった人気モデルは、昔から中古相場も高かったですが、物価の高騰などによって、さらに上昇している印象です。

ただし以前までは定番のバーキンは需要が高く中古相場が高い傾向にありましたが、近年は今まで相場が安かった生産数が少ない変わったモデル等も大きく高騰しています。

いずれにせよ新品相場も過去一番高い状況です。バーキンの市場価格の推移などは下記の記事で詳しく考察しています。

バーキン発売以来、今の買取相場が一番高い

現在バーキンは正規ブティックでの購入が極めて難しい状況です。

数年前と比較すると、生産数も増えているとされていますが、その分需要も上がっていて、中古市場も過去最高値となっています。

一年前と比較しても、どんなバーキンでも最低10万円以上、新品買取価格が上昇しています。

新品のバーキン25の人気モデルは、中には300万円でお買取可能なケースもあり、高騰が凄まじいです。

コロナウイルスによって相場は不安定に

コロナウイルスの世界的大流行以降は相場が不安定になっていますが、バーキン25やエトゥープやブラックなど人気モデルは非常に相場が高いです。

ここ数年間の相場高騰に関しては、コロナウイルスによる市場での流通数が激減したこと、外出が減りECサイトでの購入需要が高まったこと要因もあり、一時的なバブルという見方もできます。

しかし、世界的に収束傾向になっても、物価の高騰は止まらず、バーキンの相場も好調を維持しています。

バーキンの新品の買取相場に関して、総括すると、

  • バーキン25、バーキン30の人気色は過去最高額
  • バーキン35、バーキン40の不人気色でなければ、定価以上が多数

というのが、ファーストクラスでの見立てとなっています。

最新相場で定価以上で売却できる新品バーキンのライン

現在の相場をもとに新品バーキンで定価以上ご提示できるラインは以下のようなモデルとなります。

これらに該当するものであれば、基本的には定価は割らないと思っていただけますと幸いです。

  • バーキン25:カラーや素材問わず全てのモデルが大幅に定価以上(最低でも+50万円以上〜+150万円)
  • バーキン30:カラーは問わず、トゴ、トリヨン、エプソン素材のモデルが定価以上(+30万円〜+90万円
  • バーキン35:ブラック、エトゥープ、クレ、ゴールドなど人気の高いカラー、トゴ、トリヨン、エプソン素材のモデルがやや定価以上(+10万円〜+30万円)

※わずかな期間内での相場の動向によっても変わってくるため、金額の保証はできかねますのでご了承ください

バーキン25は全てのアイテムが大幅に定価を超えます。バーキン30もほとんどのモデルで定価以上でのお買取が可能です。

バーキン35だけはやや人気が低いため、人気の高い色や素材の組み合わせでない限りは難しいです。

エキゾチックレザーの高級モデルは定価以上で売却が難しい

高級品とされるクロコダイルのバーキン
入手が難しいクロコダイルのバーキンだが・・・

エキゾチックレザーの高額なバーキンに関しては、現在の相場だと、新品でも定価以上での買取が難しいアイテムがほとんどです。

小型のモデルの買取相場が高いなど、基本的な傾向は全てのバーキンに共通していますが、定価が高額な分、中古市場での需要も下がり、通常のレザーのバーキンより買取率が下がる傾向にあります。

近年ではリザード素材の人気が高い

今現在、定価以上で買取できる可能性がもっとも高いエキゾチックレザーは「リザード」です。

定価が安いことに加えて、新品の流通数が極めて少ないため、「バーキン25 リザード」は定価以上の買取相場となっています。

それ以外の高級モデルに関しては、「バーキン ヒマラヤ」「バーキン リザードナチュラ(オンブレ)」など、特にプレミアモデルとされるバーキンでない限り、現在の相場だと定価を切ってしまうものがほとんどです。

中古でも定価以上で売れるバーキンの例

「定価以上で買取できるバーキン=新品」というイメージを持っていらっしゃる方も多いと思いますが、現在は中古品でも定価より高く売れるケースも増えています。

新品ほど大きく定価を上回ることは少ないですが、人気の高いバーキンであれば、使っていても定価より高く買取できる可能性があります。

ここでは実際の買取事例を交えてご紹介します。

バーキン25とバーキン30の人気モデル

中古品でも定価以上で買取できるバーキンは、当然新品よりもハードルが上がります。

色は人気色であることが必須で、素材もトゴやエプソンであること、定価が安く買取相場が高い「バーキン25かバーキン30」でないと難しいです。

定価以上のバーキン25の買取事例

上記は「中古Aランク」としてご評価させていただいた事例ですが、いずれも使用されていたお品物となります。

バーキン25でAランクとご評価できる品物であれば、現在の相場ですと定価を大きく上回る金額提示が可能です。

こちらは「中古ABランク」のご評価ではありますが、人気の高いカラーのため、やや定価以上でお買取させていただいた事例となります。

状態によって大きく査定金額が変わってきますが、ABランクでも人気の高いバーキン25であれば、定価を少し上回る金額でお買取が可能です。

定価以上のバーキン30の買取事例

バーキン30に関しても、中古Aランクでご評価できるお品物であれば、定価を超える金額提示が可能なケースも多いです。

バーキン25と比較すると、定価も15万円程度高く、現状だと人気もやや下がるため、定価に対する金額の幅は小さくなりますが、それでも高いリセールバリューがあることはお分かりいただけると思います。

バーキン30はABランクになってしまうと、定価ギリギリの金額となってしまうケースが多いです。

状態プラスで極めて人気の高いカラー素材の組み合わせや、比較的製造年が新しいモデルなどでない限り難しいというのが正直なところです。

現在の定価よりも安い年代に購入されている場合には、可能性は高まると思います。

限定品や希少なバーキン

限定品や希少なモデルのバーキンに関しては、中古品の場合でも定価以上で買取できる可能性が高いです。

古いモデルで現在では、ほぼ生産されていない素材のバーキン「ビブラート」「クリノラン」「トワルアッシュ(キャンバス素材)」等は、数年前よりも大幅に相場が高騰している品物が多いです。

珍しいモデルは状態による金額差も大きくなりますが、弊社基準でABランク以上のお品物であれば、かなり高い金額提示が可能となっています。

まとめ

バーキンは正規店での購入が難しい状況が続いていて、新品は定価以上で買取できるアイテムがほとんどです。

その中でも特に人気の高い色や素材の組み合わせ、需要が高い希少アイテムに関しては、相場の高騰も激しく、新品だけでなく、中古品でも定価を上回る買取が可能なケースも増えています。

ファーストクラスでは新品のバーキン以外にも、中古のバーキンや、流通数の少ない珍しいバーキンの市場価格も適切に把握することで、少しでも高い買取金額のご提示ができるよう努めております。

具体的な買取価格のお目安に関しては、LINEやお電話でもご案内させていただいております。

お手持ちのバーキンの買取価格を知りたいという方は、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

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