バーキンの買取相場は高騰中
エルメスのバーキンはとても入手が難しいバッグとしても知られています。
正規ブティックで購入するのは難しく、エルメスの購入履歴がないとまずバーキンを案内されることはありません。常に世界中のVIPがバーキンの入荷待ちしている状況がここ数年続いています。
そのため、二次流通の市場ではバーキンはプレミア価格で販売されています。
またコロナ禍において生産が減っていることもあり、元々数が少なかったバーキンの相場は上昇傾向にあります。
直近では、新品だけでなく10年以上昔買ったバーキンなどが定価以上で売れるケースも出てきました。今バーキンを売りたい方にとっては良い市況となっています。
どんなバーキンが高く売れるの?
バーキンは異なるサイズや、様々な色や素材で展開していることが特徴です。
中古市場においては、色や素材の組み合わせによって買取相場大きく変わってきます。
現在バーキンは小さいサイズほど高価買取
バーキンの定番サイズとして展開されているのが三種類です。
- バーキン25(幅25cm)
- バーキン30(幅30cm)
- バーキン35(幅35cm)
※バーキン40以上のサイズは主にメンズ向けとして展開されています。
現在の人気は、小さめのバーキン25が中古市場ではもっとも値段が高い傾向にあります。
色はシンプルな定番色の方が高価買取
色に関しては、“シーンを選ばず持てる”“初めて購入するバーキンとして人気が高い色”であることが人気のポイントです。
その中でも下記の色は定番色として人気が高く、バーキンにおいても買取相場が高い色となります。
それ以外にもグレー系のカラーなどが現在人気が高い色とされています。
反対にブルーやレッドなど、やや持つ人を選ぶようなカラーのバーキンは買取相場が安くなる傾向にあります。
傷がつきづらいトゴやトリヨンクレマンスが人気
バーキンで用いられる素材は古いモデルなども含めると無数にありますが、ここでは現行品で使われる定番素材をご紹介します。
- トゴ:雄子牛のレザー。革の目が粗い自然な風合いが特徴
- トリヨンクレマンス:雄成牛のレザー。一見トゴと似ていますがくったりとした重みがあります
- エヴァーカラー:雄子牛のレザー。独特なマット感やスムースで柔らかな質感が特徴
- エプソン:雄子牛のレザー。細かなプレス加工が施され目が細かく硬い質感の素材
- スイフト:雄子牛のレザー。目が細かくカーフレザーのような質感と発色の良さが特徴
- シェーブル:雄山羊のレザー。牛革にはない独特の質感と風合いが特徴
トゴやトリヨンクレマンスなど自然な質感のレザーは、カジュアルシーンでも活躍し傷が目立ちにくいことから市場ではもっとも人気の素材となっています。
反対にスイフトやエヴァーカラーなど繊細な素材はやや買取相場が下がる傾向にあります。
バーキンの買取傾向について詳しく見る
クロコやオーストリッチなど特別なバーキンの買取傾向について
通常のレザーではなく「エキゾチックレザー」と呼ばれる特別な素材を用いたバーキンがあります。
エキゾチックレザーの中にも種類があり、その中でもランクがあります。
- ポロサス(クロコ革)
- ニロティカス(クロコ革)
- アリゲーター(クロコ革)
- リザード(トカゲ革)
- オーストリッチ(ダチョウ革)
クロコのバーキン類はこの中でも定価がもっとも高く、流通価格も極めて高額です。
クロコのバーキンは生産数も少なく、二次流通の市場では希少なモデルですので、買取相場は安い場合でも200万円前後、人気のモデルは1,000万円以上となるケースもあります。
それ以外のリザードやオーストリッチに関しても、通常のレザー素材と比較すると価値は高く、古い品物でも100万円以上でお買取することができます。
ファーストクラスではそういった高価なバーキンや珍しいモデルにも力を入れております。
特別なバーキンの買取について詳しく見る
希少なバーキンはプレミア化しているものも多数
廃盤となったモデルや限定品の希少なバーキンは近年相場が大幅に高騰している傾向にあります。
通常のレザー素材以外を用いたキャンバス生地やスエード生地などの珍しいバーキンはより高額での買取が可能です。
近年相場が上昇しているバーキンの代表例が以下です。
- バーキン トワルアッシュ(キャンバス素材のモデル)
- バーキン トワルジーン(デニム素材のモデル)
- バーキン ドブリス(スエード素材のモデル)
- バーキン ヴィブラート(山羊革を折り重ねたモデル)
- バーキン ギリーズ(ステッチ模様が入ったモデル)
- バーキン ダルメシアン(水玉模様のモデル)
全体的な傾向としては、やや古めで珍しいモデルのバーキンの買取相場が大きく高騰しています。
希少な品物になればなるほど状態も重要となりますが、これらの品物は数年前と比較し倍以上の金額で買取できるケースが増えています。
パーソナルオーダーのバーキンの買取について
限られたVIP顧客であれば、バーキンのカラーや素材をオーダーして作ることも可能です。そうしたパーソナルオーダーのバーキンにはエルメスのロゴ部分に「馬蹄の刻印」が押されています。
オーダー品のバーキンは通常のバーキンよりさらに高値でお買取が可能です。
しかしパーソナルオーダー品は色や素材の組み合わせが自由なため一点ごとに大きく相場が異なります。
人気の傾向は通常のバーキンと同じで、サイズは小さめでかつ、モノトーン系のシンプルな色味であることが高額査定のポイントとなります。
全て一点物となるため、パーソナルオーダーバーキンの買取価格についてはお気軽にご相談ください。
※お客様のプライバシーを考慮しパーソナルオーダーのバーキンは買取実績に掲載しておりません。
バーキン買取における状態の評価基準
どのブランド品でも状態のご評価は査定に影響しますが、より高額なバーキンの査定では少しの傷や汚れがあるだけで、買取価格が大きく異なります。
ファーストクラスでは以下のような状態ランク付をしています。
- Nランク:新品未使用
- SAランク:新古品、未使用保管品
- Aランク:使用感がほぼない中古品
- ABランク:やや小傷等はあるが、全体的に美品の中古品
- Bランク:傷や使用感があるが、まだまだ使用可能な中古品
- BCランク:傷や使用感がかなり多い中古品
- Cランク:破損していたり使用に難がある中古品
※弊社買取実績では状態ランクも記載しているため、参考にしてみてください。
状態の評価ポイント
バーキンの状態の評価ポイントは以下のような箇所です。
- 四角の擦れ傷
- ハンドルの汚れや劣化
- 金具の傷やサビ
- 本体の型崩れ
- 内側の汚れやシミ
これらを総合的に判断し状態ランクとしてご評価しています。
ここでは一番わかりやすい四角の擦れ傷について、ランクの目安を写真と共に解説します。
Aランク相当の擦れ傷

僅かに白くなっている傷がありますが、この程度の傷だけしか見られない場合には、中古Aランク相当とご評価できる範囲となります。
ABランク相当の擦れ傷

擦れ傷が見られますが「少しの傷」と判断できるギリギリの傷が写真のもの程度となります。こういった傷が多いようだとBランク以下となってしまいますが、この程度の擦れ傷だけであればABランク相当のご評価となります。
Bランク相当の擦れ傷

擦れが激しく、革が少しめくれてしまっている状態になると、Bランク以下の評価となってしまいます。一般的な使用感が見られる傷というのは、この写真程度のものと弊社では判断させていただいております。
BCランク以下の擦れ傷

擦れ傷が角だけでなく、広範囲にわたって見られます。ここまでなってしまうと他の部分に大きな傷がなくてもBCランク以下でのご評価となります。
状態による金額差
新品であれば定価以上で買取できるバーキンでも、状態が悪くなればなるほど買取価格は下がります。
「バーキン30(ブラック・トゴ・SLV金具・□R刻印)」を例に、大まかな状態による金額差の目安は以下となります。
状態ランク |
買取相場 |
Aランク品 |
150万円-180万円前後 |
ABランク品 |
120万円-150万円前後 |
Bランク品 |
90万円-120万円前後 |
BCランク品 |
50万円-90万円前後 |
状態が悪い場合には、定価の半額以下の買取価格となってしまいます。
ボロボロでも買取可能なバーキン
バーキンは状態によって買取価格が大きく変わります。
ただし、どんなにボロボロでも価値がゼロになることはありません。
弊社ではボロボロの状態のバーキンでも、相場に基づき買取価格をご提示しております。
実際に修理不可能な傷を除き、極めて状態が悪いという場合でも、バーキンに関しては最低30万円以上でお買取させていただいております。(※過去実績より)
どれだけ汚い場合でも、お買取させていただきますので、状態の悪いバーキンの売却を検討している場合にはお気軽にご相談ください。
状態の悪いバーキンの買取について詳しく見る
付属品や保証書の有無による査定価格への影響
原則バーキンの買取査定で保証書やレシートは査定に影響しません。
エルメスはギャランティ等は発行していないため、他ブランドのような保証書として扱えるものはありません。
ですが、細かな付属品の有無は買取価格に影響します。
バーキンの査定においてもっとも重要なのはカデナとクロシェットの有無です。
これらは本体の一部でもあるため、欠品してしまうと数万円単位での減額となってしまいます。
また、新品や極めて状態の良い中古品の場合には、箱や袋など購入した際の付属品一式もご評価させていただく場合がございますが、一般的な中古品の査定においては、箱等は原則査定に影響しません。
電話やLINEで金額のお問い合わせをいただく際のお願い
バーキンの買取価格のお目安については、お電話やLINEにて随時ご案内しております。
その際にいただきたい情報は以下となります。
わからない箇所に関しては、省いていただいても構いませんし、お電話などでご相談いただければこちらより詳しく説明いたします。
状態の判断基準に関しては、上記した状態の判断についての項目などをご参照いただきお伝えいただければと思います。
ファーストクラスでは事前に非現実的な買取金額をご案内することは絶対にいたしません。
情報に基づき現実的にご提示できる金額を、お電話やLINE等でお伝えできるよう努めております。
傷等や状態に関しましては、主観もあり判断が難しい部分もあるかと思います。
ですがバーキンのように少しの傷で金額が大きく変わってしまうお品物に関しては、大げさなくらい細かな傷や汚れなどもお伝えいただいたほうが、より正確なご案内が可能ですので、ご協力いただけますと幸いです。
出張買取、宅配買取専門だからできる高価買取
ファーストクラスではバーキンをはじめとするエルメス製品の買取を申し込まれる方が大変多いです。
多くのお客様より『どこよりも高価な買取金額だった』という評価をいただいておりますが、それは私たちが出張買取・宅配買取にこだわっているから実現できています。
私たちは、大手のブランド買取店のように、店舗を構えることはなく、私たちが皆様のご自宅にお伺いさせていただく出張買取か、お手持ちの商品を着払いでお送りいただく宅配買取を専門に行なっています。
そのため、店舗に必要な家賃や店舗改装などの固定費がかからず、必要なのは最低限の交通費だけです。
その分、査定額としてどこよりも高く皆様に還元することが可能となっています。
2022年に入ってもコロナウイルス感染拡大の収束には見通しがついていません。しかしバーキンの買取相場は世界経済に反比例するように年々高騰し続けています。コロナウイルス感染拡大によって、エルメスパリの工房がストップしたことによる流通数の低下が相場高騰の大きな要因の一つとされています。相場が高くなった分、色や素材の人気格差も大きくなっている傾向にありますが、バーキン全体で見てもいずれのモデルにおいても相場が高騰しています。新品で定価以上でお買取できるモデルは過去一番多くなっていて、バーキン25の人気色に関しては定価の倍以上の金額でお買取できるケースも増えています。新品だけでなく、巣ごもり需要からネット通販などで手軽に購入できる中古バーキンにも注目が集まっており、買取相場が30万円-50万円前後だったモデルも平均10万円以上は買取相場がアップしています。「トワルアッシュ」「ヴィブラート」「ドブリス」等を代表する過去の珍しいモデルに関しても、2019年頃と比較し倍以上の買取価格となっているケースも少なくありません。ファーストクラスではバーキンの豊富な買取実績や専門知識をもとに、常に国内外問わず最新相場動向を収集し、ご利用いただくお客様に最新かつ適切な買取価格の提示に努めています。
現在バーキンの買取相場は過去最高水準に高騰しています。ブラックやエトゥープ、ゴールドといった定番色であればほぼ確実に定価以上でのお買取が可能となっています。数年前の中国人爆買いブームによって、国内バーキンもその対象となり、著しく相場が高騰していました。その後は一旦落ち着きを取り戻したとも言われていましたが、年々上昇する定価に対して、正規店の供給はいまだに足りていません。それにより定番バーキンの相場は緩やかに高騰し続けました。そしてコロナ禍の現在、市場の流通数が減ったことも重なり、過去最高の買取相場となっています。弊社では市況に合わせて最適な高値での買取を行っております。お電話やLINE@などで最新の買取相場をご案内しておりますのでお気軽にご相談ください。