バーキン35サイズの具体的な買取価格はいくら?買取傾向や他のサイズと比較して金額が安い理由を解説

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「HERMES(エルメス)」のバーキンは、ブランド品の中でもリセールバリューに優れたアイテムです。

中古品でも定価以上で売却できるケースも多く、買っても損しづらいバッグとしても知られています。

現在バーキンは主に「25・30・35・40」といったサイズで展開されており、中古市場においては、サイズによって人気に差があります。特に近年は小型のサイズの方が人気が高い傾向にあります。

バーキンのサイズの中でも、もっとも値段がつきにくいとされる“バーキン35”の買取価格について、実際のFIRSTCLASS-ファーストクラス-の買取事例などを交え、相場の傾向について詳しく解説しています。

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バーキン35の買取傾向について

女性向けサイズの中でも大型のバーキン35
女性向けサイズの中でも大型のバーキン35

現在バーキンは「25・30・35」がレディース向けに展開されていて、バーキン40以上は主にメンズ向けとして展開されています。

レディースモデルに関して、近年は小型のモデルが人気が高く、中古市場においては、バーキン35は一番人気の低いサイズとなっています。

定価が高くても買取価格は安い

バーキンの定価は、サイズが大きなモデルほど高いです。

2024年2月現在、サイズが一つ大きくなると15万円くらいずつ高くなっていきます。

サイズ国内定価(税込)
バーキン25/トゴ1,738,000円
バーキン30/トゴ1,903,000円
バーキン35/トゴ2,068,000円

しかし中古市場で購入しようとすると、一番安く購入できるのがバーキン35となっています。

ブラックのバーキンを基準とした中古販売相場は以下となっています。

  • バーキン25(ブラック)の中古販売相場:200万円-350万円前後
  • バーキン30(ブラック)の中古販売相場:150万円-300万円前後
  • バーキン35(ブラック)の中古販売相場:100万円-250万円前後

バーキン35は古くから生産されているモデルのため、製造年などの関係もありますが、現状これだけサイズによる金額差があります。

定価が高くても、どうしても値段のつきづらいバーキンと言われています。

バーキン35が不人気な理由

近年他サイズと比較しやや人気が低い
近年他サイズと比較しやや人気が低い

バーキンは1984年に初めて一般販売されて以来、エルメスのシンボルバッグとして人気です。

発売当初はバーキン35での展開でしたが、のちにバーキン30やバーキン40が登場し、2004年に現在もっとも人気のバーキン25が発売されました。

もっとも歴史の古いオーソドックスなサイズのバーキン35ですが、近年のファッショントレンドがスモールバッグやミニバッグと移行していったことにより、徐々に他サイズの方が人気となっていきました。

トレンドは巡ると言われ、大きめのバッグに注目が集まる時、今後人気が復活する可能性も考えられます。

バーキン35の相場は上昇している

ここまで良いことが書けていませんが、そうはいってもバーキン35の買取相場も上昇しています。

人気が低く買取価格が安いというのは、バーキン25やバーキン30と比較した際の話です。特にバーキン25の人気が近年は異常に高まっていることもあり、相対的に安いと感じてしまう相場となってしまっています。

バーキンの人気はここ数年飛躍的に高まっており、バーキン35においても、二年間くらいで買取相場の平均が20万円ほど高騰しています。

詳しい買取事例も、このあとご紹介していきますが、昔はバーキン35が買取価格を100万円超えるなど考えられない時代もあり、十分高くお買取できる状況となりつつあります。

定価以上での買取は難しい

バーキン35の定価は現在200万円ほどで高額です。

他サイズと比較すると需要が低いため、新品でも限られた人気アイテムのみギリギリ定価以上でお買取可能です。

バーキン35のブラックやエトゥープといった人気カラーでかつトゴやトリヨンクレマンスなどの素材においても、買取相場は220万円ほどが目安となります。

中古品の場合、希少モデルなどを除き、通常レザーモデルのバーキン35は、定価以上でのお買取はまず不可能となっています。

バーキン35の具体的な買取価格について

他サイズよりは安くてもそれでもリセールバリューは高い
他サイズよりは安くてもそれでもリセールバリューは高い

FIRSTCLASS-ファーストクラス-では、エルメス製品をより専門的ににお取り扱いしており、バーキン35をお査定させていただく機会も多いです。

ここでは、当サイトにて公開している実際の買取事例を参照にし、バーキン35の具体的な買取価格について解説していきます。

高値がつきやすいカラーや素材

バーキンは色や素材などの人気によって、大きく買取価格が変わる傾向にあります。

バーキン35は初期から生産されているモデルで、色や素材の展開がかなり多いのが特徴です。

ただし基本的な人気の傾向はバーキンに共通しています。

  • ブラックやグレー系などのシーンを問わずに着用できる色であるか
  • 現行でも用いられてる人気素材であるか

これらが高値がつきやすいバーキン35も大まかな傾向です。

シンプルな定番色は高価買取

シンプルで需要の高いカラーのアイテムは、バーキン35においても高くお買取可能なケースも多いです。

人気の高い定番とされるカラーは以下です。

  • ブラック
  • エトゥープ
  • エタン
  • ゴールド
  • クレ

上記以外でも、グレー系の「トゥルティエールグレー」「グリアスファルト」や、ホワイト系の「ナタ」「ベトン」なども人気が高いです。

鮮やかなカラーは買取価格がつきづらい

「ブルー系」「レッド系」「オレンジ系」といった鮮やかめなカラーは、いずれも買取価格はやや安くなってしまいます。

バーキン35は他サイズと比較し中古需要が低い傾向にあり、人気カラーとそうでないカラーの差が激しいです。

廃盤素材と現行素材では似た素材でも買取価格が大きく変わる

この二つは一見ほぼ同じ見た目の素材ですが、現行素材「エプソン」と廃盤素材「クシュベル」のアイテムといった違いがあります。

現行品で用いられている素材は以下となっており、これらのアイテムの方が高くお買取できます。

  • トゴ(ヴォー・グリスぺ・トゴ)
  • トリヨンクレマンス
  • スイフト(ヴォー・スイフト)
  • エプソン(ヴォー・エプソン)など

中でも傷がつきづらく、カジュアルシーンでも着用しやすいとされる「トゴ」「トリヨンクレマンス」が、もっとも人気が高くなっています。

そして、現在ほぼ生産されていない廃盤素材が以下です。

  • アルデンヌ
  • クシュベル
  • フィヨルド
  • ボックスカーフ など

これらは現行素材のアイテムと比較すると、買取価格が下がります。

ただし、廃盤素材のアイテムでも、極めて状態が良好な品など、希少価値が高いバーキン35に関しては、現行品とほぼ変わらないほど高い金額がご提示できるケースもあります。

バーキン35でも珍しい品物は高価買取

バーキン35の中には、珍しい希少素材を用いたバーキンとして人気の高いアイテムがあります。

大幅なプレミア価格がついているようなモデルは「バーキン35ソーブラック」くらいと少ないですが、通常のレザーモデルよりは高値がつくアイテムは多いです。

やや珍しいアイテムとして高くお買取できる例としては、

  • バーキン35ヴィブラート(山羊革の織り素材)
  • バーキン35トワルポタモス(キャンバス素材)
  • バーキン35トワルジーン(デニム素材)
  • バーキン35クリノラン(馬の毛の織り素材)など

いずれも通常のレザーモデルよりは高くお買取することが可能です。

古いバーキン35は値段がつきづらい

バーキンは本体に製造年がわかるシリアルナンバーが刻印されています。

中古市場においては製造年が新しいモデルほど高値で取引されていて、古くなれば価格も下がる傾向にあります。

品物の状態も査定価格に影響する大きなポイントではありますが、製造年がいつかどうかも査定に大きく影響します。

20年以上前に製造された古いバーキン35は、どんなに状態が良い場合でも買取価格は100万円ほどが上限となるケースが多く、新しめの品と比較すると差は大きいです。

バーキン35を少しでも高く売るためのポイント

バーキン35の査定基準について
バーキン35の査定基準について

バーキン35を少しでも高く売るための査定ポイントやコツを解説しています。

バーキン35は古い品物や状態が悪い品物でも、査定額は数十万円以上となる高額アイテムです。少しのポイントで査定価格を大きく変わる可能性があるためご注意ください。

付属品は必ず揃えて売る

バーキンに関しては、どんな品物においても、必ず付属品を揃えてから売ることをおすすめします。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-では、「箱」「保存袋」など、本体の使用に関係ない付属品の有無は、中古品においては査定対象外としています。

ただし「カデナ(それに伴う鍵2本)」「クロシェット」の有無は、新品中古問わず欠品すると大きく減額となってしまうため、ご注意ください。

金額はアイテムによって異なりますが、少なくとも「5万円〜10万円程度」は買取価格が下がってしまいます。

少しでも汚れを取り除いてから査定に出す

年数が経過している品物に関しては、外見の傷や汚れ以外にも金具の傷やくすみなどが発生する事例も多いです。

査定前に少しでも綺麗にしていただくことをおすすめします。

特に金具部分に関しては、柔らかい布などで拭いていただければ回復する汚れも多く、それだけで査定時の印象は異なります。

また、社外での磨きサービスや色塗り補正などは、査定にマイナスとなる可能性が極めて高いです。

弊社ではそういった傷や汚れの有無を細かく把握し、正確に査定価格をご提示できるよう努めておりますが、査定場所の環境やその場で確実に落ちると断定できない傷や汚れがあることも事実です。

自らでできる範囲の内側の汚れなどを取り除いたり、金具部分を綺麗にしていただく分には査定がアップする可能性があります。

まとめ

バーキン35は、もっとも値段がつきづらいサイズではありますが、バーキン自体の相場も近年大きく高騰しています。

以前は60万円前後でお買取していたアイテムが、今年に入ってから100万円でお買取できるといったケースも増えており、売り時としては良い時期かと思います。

バーキン25やバーキン30と比較してしまうと買取率が下がってしまうことを否めませんが、その他のエルメスバッグやその他ブランドバッグと比較すると、非常に高いリセールバリューがあります。

特に相場が上がった現在では、古いバーキン35でも状態が良い場合には、想像超える金額がご案内できることも増えています。

FIRSTCLASS-ファーストクラス-では国内市況だけでなく、海外の相場情報を常に取り入れ、最新の買取相場にてご案内させていただいております。

お手元のバーキン35のご売却をご検討されている場合には、是非お気軽にご相談ください。

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