サイズや色など種類が豊富なバーキンは、一点一点大きく買取価格が異なります。
こちらのページでは、こういった買取価格の違いがどのように生まれるのか、高くお買取できるバーキンはどんな品物なのか?
買取店でより高くバーキンを売りたいという方に、これを読めばバーキンの買取傾向が全て分かるよう詳しく解説しています。
サイズや色など種類が豊富なバーキンは、一点一点大きく買取価格が異なります。
こちらのページでは、こういった買取価格の違いがどのように生まれるのか、高くお買取できるバーキンはどんな品物なのか?
買取店でより高くバーキンを売りたいという方に、これを読めばバーキンの買取傾向が全て分かるよう詳しく解説しています。
目次
バーキンの買取価格に影響する項目は色々ありますが、一番はサイズの違いです。
まずは弊社の買取実績から以下の三点をご覧ください。
買取実績を全てチェックしたい方はこちら
これらは全て同じ色のバーキンでかつ「中古ABランク」というご評価となった品です。
それでも大きな買取価格の差があります。
そもそもバーキンはサイズによって定価が異なります。
税込定価 | |
---|---|
バーキン25 | 1,276,000円 |
バーキン30 | 1,452,000円 |
バーキン35 | 1,584,000円 |
バーキン40 | 1,738,000円 |
※細かくいうと素材ごとに少し変わりますが、ここでは関係ないため「トゴ素材」の定価で統一しています。
大きいサイズの方が定価は高いため、中古市場でも高く取引されるのではないか?と思われがちですが、中古市場での価値はあくまで人気と需要から算出されています。
現在の市況においては小型のバーキン25がもっとも人気で、より一般的なバーキン30と続き、バーキン35は一番人気が低い傾向にあります。
バーキン40に関しては、他と比較し流通数が少ないため、品物によっては高額です。
バーキン40は主にメンズ需要が高く、相場の話をする上ではイレギュラーとなるため省きますが、現在の買取市場においては定価が安い小型のバーキンほど買取価格が高いのです。
以下の表は弊社のバーキン買取実績を元に、サイズごとの平均買取価格を表したものです。
中古品(※中古Aランク以下)のバーキンだけを対象にしており、サイズによって大きく買取相場が変わることがわかると思います。
中古Aランク以下平均買取価格 | |
---|---|
バーキン25 | 1,031,952円 |
バーキン30 | 846,340円 |
バーキン35 | 483,230円 |
このデータに関しては、あくまで買取金額の目安となるものではありません。
バーキン25とバーキン35がこれほどまで金額が離れる理由としては、以下の二点を補足しなければなりません。
そのため2004年以降のバーキン35(中古品のみ)を対象とすれば、平均買取価格はもう少し上がるはずです。
ただ同じ期間中での中古のバーキンのサイズ別の平均買取価格としては、実際に弊社の実績を元に算出しているので違いがあることはお分かりいただけると思います。
バーキンの本体カラーのトレンドも買取相場に大きな影響を及ぼします。
色によって状態ランクが高くても、人気の色よりは買取価格が下がってしまうこともあります。
大まかな色の人気傾向は簡単です。
この二つさえ抑えておけば問題ありません。
定番色はよほどのことがない限り、入れ替わることはありませんので、バーキンだけでなくエルメス全般の買取知識として抑えておくと良いと思います。
ブラック(ノワール)はもっとも定番なバーキンで、バーキン全体の相場が落ちない限り、ブラックだけの相場が落ちたケースはないというほど、安定した人気と需要があります。
それ以外にもエルメスはグレー系の色味全般人気が高い傾向にあります。
その中でももっとも人気が高い「エトゥープ」や「トゥルティエールグレー」「エタン」なども買取相場が高い色です。
そのほかにも、
これらは安定して高く買取できる傾向にあり、バーキンの定番色と位置付けられます。
定番色の買取についてさらに詳しく見る
カラーの人気トレンドは短期間で入れ替わる傾向にあります。
ここ数年安定して高値が付いているのがピンク系のカラーです。中でも「ローズサクラ」はここ数年の間、買取相場もかなり高額となっています。
そのほかにもヴェールクリケットなどもトレンドによって相場が上昇しています。
ただしそれでも、定番色の買取相場を上回ることは稀ですので、安定して高値がつきやすいわけではありません。
ローズサクラについてさらに詳しく見る
素材に関しては、以下の二つの観点を分けて考える必要があります。
現行でも使われている素材の場合、素材の人気によって同じサイズ色のバーキンでも買取相場が大きく変わってきてしまいます。
反対に廃盤素材の場合には、そもそも中古需要が下がってしまうため、素材の人気よりも状態が重要となります。
現行品で用いられる素材は、主に四種類です。
【現行】 | |
---|---|
硬さ | ★★★★★ |
目の粗さ | ★★★★★ |
人気 | ★★★★★ |
定価(バーキン30) | 1,452,000円 |
【現行】 | |
---|---|
硬さ | ★★★★★ |
目の粗さ | ★★★★★ |
人気 | ★★★★★ | 定価(バーキン30) | 1,441,000円 |
【現行】 | |
---|---|
硬さ | ★★★★★ |
目の粗さ | ★★★★★ |
人気 | ★★★★★ |
定価(バーキン30) | 1,452,000円 |
【現行】 | |
---|---|
硬さ | ★★★★★ |
目の粗さ | ★★★★★ |
人気 | ★★★★★ |
定価(バーキン30) | 1,485,000円 |
定価が若干変わってきますが、それ以上に人気による金額差の方が大きいです。
現状だと「トゴ」「トリヨンクレマンス」の人気が高く、次いで「エプソン」、「スイフト」は現行素材の中ではもっとも値段がつきにくい傾向にあります。
バーキンの素材についてさらに詳しく見る
この二つの似たコンディションですが、素材の古さによって、買取相場が大きく変わっています。
バーキンは製造が古くなればなるほど価値は下がってしまいます。
エルメスの革製品は全てシリアルナンバー刻印が施されているため、製造年数がごまかせないというのが大きな理由です。
また、素材も改良されているため、現行ではない廃盤素材は買取相場が下がっていってしまいます。
廃盤素材 | 現行改良素材 |
---|---|
アルデンヌ | トゴ |
クシュベル | エプソン |
フィヨルド | トリヨンクレマンス |
ガリバー | スイフト |
現行の素材も、それぞれ前身となった廃盤素材があり、特性は似ているものの、これらの違いが大きな買取価格の違いを生みます。
例外的に廃盤になった素材でも、高価買取が可能なのが珍しい素材のバーキンです。
上記のような一見変わったバーキンは、近年かなり相場が高騰している傾向にあります。
いずれも現行品にはない珍しい作りが、むしろプレミア価格となっているケースも多数あり、古いバーキンだから必ずしも買取価格が安いというわけではありません。
こちらの事例のように、バーキンの査定は状態ランクの評価が大きく影響します。
どんなにカラーと素材など条件面が人気のバーキンでも、状態ランクがBランク以下になると買取価格もかなり下がってしまいます。
ただ考えようによっては、かなり状態が悪くても60万円以上で売れるバーキンもあり、使い古しても価値が残り続けるということは言えると思います。
高値で売りたいという場合には、最低でもABランク以上が基準になります。
あくまで目安にはなりますが、ファーストクラスでは下記のような基準で状態ランクをご評価しています。
角スレがわかりやすいため実例として挙げていますが、傷は総合的に判断しています。
最後にそのほかの査定ポイントについて補足しておきます。
バーキンは金具の色の違いで買取価格に差が出ます。
金額差の目安は以下です。
現在の人気傾向としては、どんなサイズ、色、素材のバーキンでもシルバー金具よりはゴールド金具の方が高値になりやすいです。
また近年登場したローズゴールド金具のバーキンは、ゴールド金具よりさらにプラス5万円程度でお買取できるケースが多いです。
※ローズゴールド金具のバーキンは現在流通数も少なく希少です。品数が増えてくるとゴールド金具と同額程度に落ち着くとされています。
付属品は「新品」か「中古品」かで扱いが変わってきます。
弊社査定基準においては、「購入時の付属品が全て揃っていること」が新品の条件となっており、反対に中古品は「箱や袋などはなくとも査定対象外」としております。
また、中古品でも減額対象となる付属品は以下です。
これらに関しては、場合によっては5万円前後の減額対象となりますので、合わせてご売却いただくことが高額査定の条件となります。
バーキンは大きく分けると4つの項目によって買取相場が決まります。
これらに関して、具体的な買取事例を交え解説していきました。
ただ実際には相場なども関係してくるため、買取金額を調べるには、こちらのページ「バーキンの買取相場を調べる」もご覧ください。
さらに詳しく具お手持ちのバーキンの買取価格を詳しく知りたいという方は、お電話やLINEなどからお気軽にお問い合わせください。
出張買取をご希望される方は、以下の項目を入力して日時をご指定いただくと査定員がご自宅にお伺いいたします。
ご自宅にいながら商品を送るだけで査定額が分かります。配送費は当社がご負担いたします。